from1987

一口馬主やPOG、レース予想など競馬の話題を中心に、自由気ままに綴ります。なお、一口馬主関連の記事はシルクホースクラブのHPに掲載されている情報であり、転載の許可を得ています。

インディチャンプ、頑張ったよ...。

12/12(日)、インディチャンプが引退レースとなる香港マイルに出走しました!


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父/ステイゴールド

母/ウィルパワー

母の父/キングカメハメハ

性齢/牡6歳

所属/栗東 音無秀孝厩舎

 

2021.12.12 所有馬情報

香港マイルで騎乗を予定していました福永祐一騎手は、落馬負傷のためC.スミヨン騎手に乗り替わります。

 

2021.12.13 レース結果

12/12(日)シャティン7R 香港マイル(GⅠ)〔芝1,600m・11頭〕5着[4人気]

ややモッサリとしたスタートから中団やや後方を追走します。3~4コーナーで外から押し上げていくと、最後の直線コースで馬群を捌いてジリジリと伸びてくるものの、上位馬を捉え切るところまでいかず、競走馬として最後のレースは5着でゴールしています。

C.スミヨン騎手「馬場の良いところと悪いところがハッキリしていたので、出来るだけ良いポジションを確保しようと考えていたのですが、スタートがもう一つだった為に、中団より後ろの位置取りになってしまいました。ポジションを上げて最後のコーナーを回って行ったのですが、コーナー手前で他の馬と接触し、最後の直線では加速した時に前がクリアでない場面があり、それで進路を変えるのに減速するなど無駄な場面が2度ありました。それがなければもう少し着順を上げていたかもしれません」

音無秀孝調教師「競走馬人生最後のレースは良い結果で終わらせてあげたかったものの、急遽乗り替わりになるなど、馬にとってはレース前から可哀そうでしたね。C.スミヨンには、早く抜け出すとソラを使う癖があることをスタッフが伝えていたようですが、スタートがもう一つだったとはいえ、少しじっくり構え過ぎてしまいましたね。勝負どころでは良い感じで上がっていくことが出来ましたし、そのまま外へ出していれば良かったものの、狭い内側に入れてしまったところが致命的でした。勝ち馬が強かったのは確かなものの、スムーズならもう少し差を詰めていたと思います。その中でも最後まで全力を出して掲示板を確保してくれましたから、インディチャンプの底力は見せてくれたと思います。今のところ、レース後は特に目立ったダメージはないと厩舎スタッフから報告を受けています。このまま問題なければ、15日の11時頃に香港を発ち、関西国際空港に到着後は輸入検疫のため、兵庫県三木ホースランドパークへ移動することになっています。その後は牧場へお戻しさせていただく予定ですが、これから反動が出てくる可能性もありますし、無事に帰国するまで気を抜かずにしっかり努めさせていただきたいと思います」

 

香港マイルが引退レースとなりましたインディチャンプですが、福永祐一騎手が落馬負傷のため、急遽C.スミヨン騎手とのコンビでレースに臨みました。
一昨年と比較しても環境の変化に戸惑うことなく、堂々とした振る舞いで福永祐一騎手の想いも込めてレースに臨んでくれたと思います。スタートこそ速くなかったものの、中団で虎視眈々と“いつでも動けるぞ”と気迫に満ちた走りを見せ、最後は狭い馬群を割って5着と掲示板を確保してくれました。最後のレースを勝利で締めくくることは叶わなかったものの、春秋マイル王としての存在は見せてくれたと思いますし、次は種牡馬として、活躍馬を輩出してくれることでしょう。
レース後も目立ったダメージはなく、15日に現地を発ち、兵庫県三木ホースランドパークにて輸入検疫を受ける予定となっています。

 

香港スプリントで4頭も落馬する大事故が発生してしまいました。危険と隣り合わせの競技なんだってことを改めて感じました。

インディチャンプに騎乗予定だった福永騎手も巻き込まれて重傷を負い、鞍上は急遽スミヨン騎手に変更となりました。正直、勝ってほしい…の思いよりも、無事に帰ってきてほしい…の思いの方が強くなってました。完走することの尊さとでもいうか。

思うような結果は得られなかったけど、一生懸命に走る姿には感動しました。デビューから引退まで、一度たりとも走る気をなくすことはなかった。これって凄いことだと思います。

帰ってくるまで、無事に牧場にたどり着くまで油断はできないけど、レース後のダメージがなかったことにまずはひと安心です。お疲れ、インディチャンプ。