from1987

一口馬主やPOG、レース予想など競馬の話題を中心に、自由気ままに綴ります。なお、一口馬主関連の記事はシルクホースクラブのHPに掲載されている情報であり、転載の許可を得ています。

インディチャンプ、またね。

昨年の香港マイル5着を最後に現役を引退したインディチャンプ。その後、優駿スタリオンステーションに移動し、種牡馬として新たなスタートを切っています。

 

2021.12.22 最新情報

22日(水)に競走馬登録抹消の手続きが取られています。

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優駿SS到着直後の様子。心なしか眼差しが優しくなったような気がします。気性の激しい馬だったけど、賢さも持ちあわせていたから、何か察するものがあったのかもしれませんね。

 

先日、シルクHPのマイページにファンド終了を告げるメールが届きました。それからしばらくすると、愛馬情報から『インディチャンプ』の文字が消えてしまいました。ちょっしたことなんですが、終わったんだなって改めて実感しました。

 

今後、このブログでインディチャンプを取り上げる機会も少なくなっていくんだろうな。初仔の誕生や産駒デビューなど、ニュースのたびに記事にしていきたいと思うけど、定期的な更新という意味では、おそらく今回が最後。やっぱり寂しいなぁ。

 

とはいえ、いつまでもダラダラってわけにもいかないし...一つの区切りは必要ですよね。最後にパッとひと記事書いて、華やかに締めたいと思います。

 

 

 

というわけでここからは自己満なスペシャル企画

 

『インディチャンプとの思い出名場面ベスト5』

 

を発表したいと思います!

しばしお付き合いください。

 

では早速いってみましょう!

 

 

 

まずは

第5位

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直線一気の末脚に夢を見た…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元町S(2018年)

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コンディションが整わず、当初の予定よりも遅れて迎えた復帰戦。後方待機から鮮やかな直線一気を決めてくれました。この日の阪神は典型的な前残り馬場で、後方から差して勝ったのはインディチャンプだけだったんですよね。しかも余力十分に抜け出すと、最後は一方的に突き放すだけの圧倒的なパフォーマンスでした。この走りを見て、重賞はもちろんGⅠ制覇まで夢見た人も多かったんじゃないかなぁ。自分もその一人でした。

 

 

 

 

 

第4位

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初対面、初東京、初重賞制覇!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京新聞杯(2019年)

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出発直前に夫婦げんかしたり、出発後にスーツを忘れてるのに気づいて戻ったり…。ドタバタしながらも夜通し運転してたどり着いた初めての東京競馬場。第2駐車場1番乗りでした。

9Rあたりからパドックに陣取って、二人して超ワクワクしながら待ってたのが昨日のことのようです。インディチャンプとの初対面、嬉しかったなぁ。

レースは大出遅れ。その時の場内のどよめきも、あっという間に抜け出してきた瞬発力も、完勝から一転冷や汗ものの勝利になったことも、すべてがドラマチックでした。

口取り式に現れたインディチャンプは、まだまだ興奮状態で、滝のように流れては蒸発していく汗と血走った眼が強く印象に残っています。打ち明け花火の大きな音にも動じない姿は、さすが後のGⅠ馬でした。

 

 

 

 

 

第3位

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雑音を封じ込め、真の強さを証明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイルCS(2019年)

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安田記念で念願の初GⅠ制覇を果たしたインディチャンプ。しかし2強と呼ばれていたアーモンドアイとダノンプレミアムがスタート直後に不利を受けていたこともあって、その勝利をフロック視する声もありました。加えて主戦の福永騎手が騎乗停止となり、池添騎手に乗り替わりで迎えたのがマイルCSでした。

1番人気のダノンプレミアムをマークしながら迎えた直線、満を持して抜け出してきた瞬間の興奮といったらもう…。春秋マイルGⅠ連覇の偉業よりも、インディチャンプが自らの手で強さを証明してくれたことが嬉しくて。安田記念以降、胸の奥につかえていたものが取れた、そんな思いでした。難しい代打騎乗に応えてくれた池添騎手にも感謝です。

余談ですが、普段はラジオNIKKEIグリーンチャンネル派なんですが、このレースに限っては関西テレビの実況の方が好みです。4コーナーから直線入口にかけての動きがよくわかるし、インディチャンプの名を連呼されるのも心地良いんですよねぇ。そうそう、ゴール直後にインディチャンプの耳がふっと緩む瞬間も大好きです。

 

 

 

 

 

第2位

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

胸が熱くなった国内最終戦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイルCS(2021年)

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インディチャンプにとって国内最終戦となった2021年マイルCS。これが最後、逃したらもう会えるチャンスはない。なんとしても会いたい!そんな思いが通じたのか、指定席の抽選を突破することができました。

弾丸ツアーでの阪神競馬参戦、そしてパドックで2年ぶりの再会。インディチャンプの姿を見ただけで胸の奥がじんと熱くなりました。

出資馬が走るレース直前の高揚感はいつも特別だったけど、生観戦だとそれが何倍にも感じるんですよね。ましてやそれがGⅠ戦、これで最後となればなおさらでした。残念ながら4着に敗れてはしまったけど、好位から脚を伸ばして際どい勝負に持ち込んでくれましたし、意地は見せてくれたと思います。

6歳を迎え、限界説を囁かれるようになってからも、高松宮記念安田記念、そしてこの日のマイルCSと、全てのGⅠで1度は先頭に立ってるんですよね。あともう一歩届かない悔しさはもちろんあったけど、どんな条件だろうといつも一生懸命に走るその姿は本当にかっこよかったです。「また明日から頑張ろう」って思わせてくれました。世間一般の主役は引退の花道を飾ったグランアレグリアだったんだろうけど、自分のなかでの主役は文句なしにインディチャンプでした。レース後、久しぶりに涙ぐんでました(笑)。

 

 

 

 

 

第1位

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7万人の大観衆のなかで迎えた歓喜の瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

安田記念(2019年)

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GⅠ5連勝中のアーモンドアイ、復活を遂げたダノンプレミアムの2強対決に注目が集まったこのレース。7万人をはるかに超える大観衆が見守る中、躍動したのがインディチャンプでした。個人的には初のGⅠ制覇となった2019年の安田記念が、文句なしの第1位です。

 

前回も当選したし、さすがに今回は当たらないだろう…。ダメもとで応募した口取り式が当選したあたりから、吉兆は始まってたのかもしれません。

東京新聞杯の時と同じように早めにパドックに向かったのに、もう既に満席状態。8R、9Rと発走になっても誰も動かない。注目度の高さを感じずにはいられませんでした。パドックに現れたインディチャンプははち切れんばかりの馬体をしていて、ひと目で絶好調だとわかりました。内から漲るオーラのようなものを感じて、大仕事をやってのけるんじゃないか…なんて思ってました。(もちろん贔屓目もあってのことだけど)

レース前、ターフビジョンに映し出された「次の伝説は何だ?」の映像に感動して、ファンファーレに呼応する地響きのような声援に武者震いして。気がつけば妻と手を握りあってたんですよねぇ。いつ以来だったんだろ(笑)。

レース中はもうインディチャンプしか見えてなかったです。最後の直線、内で粘ってるのがアエロリットだとか、外から飛んできてるのがアーモンドアイだとか、全くわかってなかった。ただひたすら、インディチャンプに集中してました。

ゴールの瞬間は『勝ったよね?』と妻と確認しあって、弾けるように喜び合って。でもそれもほんのつかの間で、次の瞬間には一目散に集合場所へとダッシュしてました。場内のざわめきに背を向け、ウイニングランも見られなかったけど、GⅠの口取り式に参加するという、それ以上に貴重な体験をさせてもらいました。他の出資者の方とも握手をしまくって、いい大人なのにはしゃぎ合って…年を重ねていくうちに忘れてしまっていたことを思い出した気分でした。

実際にターフを歩いてみると、内側が思ってた以上にボコボコに荒れていました。最後の直線で福永騎手が進路を外に求めた理由がわかったような気がしました。あの位置を取れたことも、勝因のひとつだったんだろうなぁ。際どい勝負だったからこそ、なおさらそう思いました。

口取り式では、多くのファンがインディチャンプを見に来てくれてました。それが本当に誇らしかったし、ターフから眺めるスタンドの景色も圧巻でした。インディチャンプがくれた最高のプレゼント、忘れられないです。

 

 

というわけで、超個人的なベスト5でした。

インディチャンプ、今まで本当にありがとう。競馬ライフに深みを与えてくれて、明日の活力にもなってくれて、感謝してもしきれないです。君に出資できて幸せだったよ。

それじゃあ、またね。