【POG 21~22シーズン】指名候補／ハーツクライ産駒編

POG2021~22シーズンの注目馬紹介第3弾はハーツクライ産駒です。同じSS産駒のディープインパクトほどの安定感はありませんが、一発大物誕生の爆発力が魅力の種牡馬です。

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↑第1弾、第2弾の記事はこちらです。

① サドル

・母／ポロンナルワ

・母の父／Rahy

・生産／安平ノーザンファーム

・性／牡、毛色／栗毛、生／4月15日

・所属／厩舎

シンハリーズから広がる勢いのある母系で、叔母にはオークス馬シンハライト。母はGⅠ4勝、繁殖としてもRahy、シングスピールなど輩出した名牝『Glorious Songの3×4』持ちです。20年1歳セレクトセールでは1億2,500万の値がつきました。トップバッターだったので多少のご祝儀相場もありそうですが、ボリューム感のある馬体は確かに魅力的に映ります。

② アルファヒディ

・母／ドバイマジェスティ

・母の父／Essence of Dubai

・生産／安平ノーザンファーム

・性／牡、毛色／鹿毛、生／4月2日

・所属／栗東池江泰寿厩舎

皐月賞馬アルアイン、今年の毎日杯を制したシャフリヤールの半弟です。日本の馬場に高い適性を示している母系は当たり外れが少なく、この馬にも当然期待がかかります。父がハーツクライに変わって、ディープ産駒だった前述の兄2頭よりも長めの距離が良さそう。脚も長く見えますね。成長はゆっくりめで、秋以降のデビューを目指しているようです。

③ サトノクローネ

・母／ヒアトぅウィン

・母の父／Roi Normand

・生産／日高下河辺牧場

・性／牡、毛色／栗毛、生／1月31日

・所属／美浦国枝栄厩舎

母は南アフリカでGⅠ2勝。🇧🇷産でかなりマニアック（というかよくわからない）血が入ってますが、GⅡフローラS勝ちのサトノワルキューレを輩出して、適性の高さを示しました。日本導入を決めた関係者の先見の明は素晴らしいですね。父がディープ→ハーツクライに変わって生まれたのが同馬で、オーナーの期待も大きい1頭です。一発大物狙いでありかも。

④ マイネルグローリエ

・母／コスモピーコック

・母の父／Medicean

・生産／新冠ビッグレッドファーム

・性／牡、毛色／鹿毛、生／4月17日

・所属／美浦尾関知人厩舎

新馬勝ち、ダリア賞3着など早くから活躍した母に、晩成型の父を配合した興味深い1頭です。早期デビューも視野に入っているようなので、母寄りに出たのかな。馬体を見ると成長の余地を残しながらも、いい感じに仕上がってきてる感じを受けます。育成段階での評価も高く2000㍍前後が適性のようです。マイネル軍団悲願のクラシック制覇なるか注目です。

⑤ エリカコレクト

・母／チェリーコレクト

・母の父／Oratorio

・生産／安平ノーザンファーム

・性／牝、毛色／鹿毛、生／4月5日

・所属／美浦国枝栄厩舎

母は🇮🇹GⅡオークス馬。繁殖としても優秀で全兄ワーケアは弥生賞2着などクラシック戦線で活躍しました。一見華奢にも見えますが、馬体のバランスは取れていて、若干胴長。ストライドの大きな走りが期待できそうです。桜花賞よりはオークス向きかな。成長にあわせてじっくり進めていく方針のようですので、指名したら焦る気持ちとの戦いになるかも(笑)。

⑥ レディナビゲーター

・母／レディスキッパー

・母の父／クロフネ

・生産／安平ノーザンファーム

・性／牝、毛色／芦毛、生／1月20日

・所属／美浦萩原清厩舎

母は未勝利に終わりましたが、叔父のディープインパクトをはじめ近親に近年の活躍馬がズラリと並ぶ良血です。繁殖としてクイーンC勝ちのアドマイヤミヤビを輩出、同馬はその全妹になります。牝馬で500kg超の馬体ですが、重苦しさは感じません。育成段階から安定的に高い評価を受け続けていて、6月東京デビュー予定というのもPOG的には魅力ですね。

⑦ アドマイヤグリーゼ

・母／アドマイヤマリン

・母の父／クロフネ

・生産／安平ノーザンファーム

・性／牝、毛色／栗毛、生／4月20日

・所属／栗東友道康夫厩舎

半兄に若葉S勝ちのアドマイヤダイオウ、叔母にファルコンS勝ちのシャインガーネットがいる血統です。動きは良く、早ければ夏頃にはデビューできるようです。小柄なようですが、同じハーツ産駒の牝馬ってリスグラシューやヌーヴォレコルトもそこまで大きくはなかったし、もとより成長力のある父なら心配いらなそう。友道調教師の期待値も高いようです。