from1987

一口馬主やPOG、レース予想など競馬の話題を中心に、自由気ままに綴ります。なお、一口馬主関連の記事はシルクホースクラブのHPに掲載されている情報であり、転載の許可を得ています。

【POG 21~22シーズン】指名候補/キングカメハメハ産駒編

POG2021~22シーズンの注目馬シリーズ第2弾は、種牡馬としてディープインパクトと共に一時代を築いた、キングカメハメハの産駒を見ていきます。こちらも現2歳世代が最終世代なんですよね。栄枯盛衰は世の流れとはいえ、来年以降、寂しくなるなぁ。

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↑第1弾のディープインパクト編はこちら。

 

 

① キャノンコア

・母/ノンコ

・母の父/アグネスタキオン

・生産/千歳 社台ファーム

・性/牡、毛色/栃栗毛、生/4月5日

・所属/ ?厩舎

GⅠフェブラリーSを勝ったノンコノユメの半弟で、20年1歳セレクトセールで3,900万の値がつきました。その時の動画を見ましたが雰囲気があって良さげな感じで、栃栗毛も好みでした。ダート系種牡馬との配合が多かった母が、万能型の父を迎えてどう変わるのか注目です。馬名の中にさりげなく『ノンコ』を忍ばせる秀逸なネーミングセンスにも脱帽です。

 

 

② ニューダイアリーズ

・母/キャンディネバダ

・母の父/Pure Prize

・生産/千歳 社台ファーム

・性/牡、毛色/栗毛、生/3月11日

・所属/ 栗東 杉山晴紀厩舎

母は現役時🇦🇷GⅠを2勝。繁殖としては半姉3勝、半兄2勝(ともに中央現役)を輩出していて、そろそろ大物を…の期待も高まっています。4番仔となる同馬は、父がキンカメになったことで、全体的に力強さを感じさせる馬体になった印象です。前評判も高く、各POG本でも取り上げられています。首が太く見えるので、のど鳴りのリスクは高めかも。

 

 

③ ダンテスヴュー

・母/クロウキャニオン

・母の父/フレンチデピュティ

・生産/安平 ノーザンファーム

・性/牡、毛色/鹿毛、生/3月25日

・所属/栗東 友道康夫厩舎

母は毎年コンスタントに活躍馬を送り出す名牝で、12年ぶりにキンカメと配合されて生まれたのが同馬です。一族悲願のGⅠ制覇を託したくなるような好馬体を誇り『ディープ産駒よりもディープらしい』という友道調教師のコメントも印象的です。早期デビューが視野に入るほど順調ですので、POG的にも確実にポイントを重ねられそうなのは大きな魅力です。

 

 

④ ハワイアンフェザー

・母/オーサムフェザー

・母の父/Awesome of Course

・生産/安平 ノーザンファーム

・性/牝、毛色/鹿毛、生/1月12日

・所属/栗東 池添学厩舎

母は現役時🇺🇸GⅠ2勝の名牝。期待の繁殖牝馬ですが、体質の弱い産駒が多く、これまで大成した馬はいません。父がディープ→キンカメに替わって(むしろクロスは増えるんですが)どう出るかですね。左前の跛行で調整が頓挫していましたが、既に坂路調教を再開しており、影響は最小限に抑えられていると思います。牝馬で500kg近い馬体は迫力十分です。

 

 

ラキシスの19

・母/ラキシス

・母の父/ディープインパクト

・生産/安平 ノーザンファーム

・性/牝、毛色/鹿毛、生/2月28日

・所属/美浦 栗田徹厩舎

母はGⅠエリザベス女王杯勝ち馬で、叔父にはGⅠ安田記念勝ちのサトノアラジンがいる良血です。線が細く、成長を促している段階なのでデビューはまだ先になりそう。POG的には一か八かになるかもしれませんが、そもそものフレームは良いので、焦らずじっくり成長を待てば大化けしそうな感じがします。芝の中距離で、母同様に切れる脚を使うイメージです。

 

 

⑥ エリカヴィータ

・母/マルシアーノ

・母の父/フジキセキ

・生産/安平 ノーザンファーム

・性/牝、毛色/青鹿毛、生/2月3日

・所属/美浦 国枝栄厩舎

母はGⅠ高松宮記念を連覇したキンシャサノキセキの全妹で、現役時はダートで3勝を挙げています。同馬が2番仔。1歳セレクトセールで1億7千万、牝馬では2番目の高値で落札され注目を集めました。中型サイズでバランスが良く、マイル~中距離に適性を感じます。早期デビューが視野に入っている上に、丈夫な馬で故障の心配が少ないのも『◎』ですね。