POG2021~22シーズンの注目馬紹介も第10弾目になります。今回と次回の2回に分けて、その他の種牡馬の産駒を見ていきたいと思います。だんだんゴールが見えてきました。
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① ミユキアイラブユー
・父/ルーラーシップ
・母/アンナヴァン
・母の父/エンドスウィープ
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/鹿毛、生/2月11日
個性的な名前が目を引く本馬ですが、ダービー馬フサイチコンコルド、皐月賞馬アンライバルドを近親に持つ名門の出です。叔母には函館2歳S勝ち&阪神JF2着のアンブロワーズもいて、早期始動も期待できそう。これまで目立った活躍馬を出せていない母ですが、セレクトセールで見せた柔らかい動きから、本馬が出世頭になる可能性も十分あると思います。
② ミエノアッパレ
・父/ルーラーシップ
・母/マチカネセキガハラ
・母の父/フジキセキ
・生産/洞爺湖 レイクヴィラファーム
・性/牡、毛色/鹿毛、生/5月12日
・所属/美浦 宮田敬介厩舎
マチカネニホンバレ、サトノティターンのダート重賞勝ち馬をはじめ、パワー型を多く輩出する母系です。父にルーラーシップを迎えた本馬は、ダートだけに留まらず芝での活躍も期待できそうな感じがします。5月生まれですが馬体は早生まれの馬にひけをとりませんし、生育遅れの心配はなさそう。中距離で息の長い末脚を武器にするイメージかな。
③ クリスプの19
・父/スクリーンヒーロー
・母/クリスプ
・母の父/El Corredor
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/鹿毛、生/1月21日
母は🇺🇸GⅠサンタアニタオークス馬で、初仔の半兄ダノンファラオはジャパンDダービー馬。兄に負けない馬格の持ち主で、パッと見でいい馬。20年1歳セレクトセールでは9,600万の高値で落札されました。馬名はミッキー〇〇になるのかな。主戦場はダートになりそうなので、地方交流競走もポイント対象かどうかも重要かな。出資馬ラキエータの同僚です。
④ ハイタッチクイーンの19
・父/スクリーンヒーロー
・母/ハイタッチクイーン
・母の父/キングヘイロー
・生産/日高 前野牧場
・性/牝、毛色/栗毛、生/4月21日
・所属/?厩舎
今年のGⅡスプリングSで2着となり、皐月賞にも出走したアサマノイタズラの半妹です。軽快さを武器とした曾祖母レディステラを起点に、重厚さを補うように配合を重ねてきた母系は、底力とタフさが売り。万能型の父を得たことでどんな産駒になるのか興味深いです。馬体のバランスは整って見えますし、2年連続のクラシック出走があってもいいのでは。
⑤ グランディア
・父/ハービンジャー
・母/ディアデラノビア
・母の父/サンデーサイレンス
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/鹿毛、生/3月13日
母は現役時重賞3勝、繁殖としても活躍馬を送り続ける名牝です。高齢にはなりましたが、南米特有のタフネスさがそうさせるのか、遺伝力に衰えは感じませんね。この母ならではのしっかりとしたフレームは、当馬にも受け継がれています。2歳時に京都2歳S、6歳時に京都大賞典を制した全兄ドレッドノータスのような、長期に渡る活躍が期待されます。
⑥ ファンタジア
・父/ハービンジャー
・母/ピュクシス
・母の父/シンボリクリスエス
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牝、毛色/黒鹿毛、生/2月22日
祖母がGⅠエ女王杯勝ちのフサイチパンドラ。つまりアーモンドアイを叔母に持つ良血です。『ノーザンファーム × 堀厩舎』は、ドゥラメンテにサトノクラウン、現役ではサリオス、ヒシイグアスなど活躍馬が多数いる組み合わせ。それだけでわくわくしちゃいますね。石川達絵オーナーの2歳世代の当たりは、牝馬の中にいるような気がしています。