中山記念で2020年初出走を終えたインディチャンプ。遅ればせながらレース後の更新です。
2020.03.02 レース結果
3/1(日)中山11R 中山記念(GⅡ)〔芝1,800m・9頭〕4着[4人気]
互角のスタートから無理せず中団5番手を追走します。そのままの位置で最後の直線に差し掛かり、懸命に追い出されますが、ジリジリ脚を伸ばすものの上位馬を捉え切るところまで行かず、今年最初のレースは4着でゴールしています。
担当助手「前走で減った馬体重はしっかり戻り、競馬場に着いてからも無観客だったこともあってとても落ち着いていました。福永祐一騎手が次走に繋がるようにレースを運んでくれましたが、そこまでムキになることはなかったですし、勝負どころまで理想の形で競馬が出来ました。ただ、最後の直線は斤量差なのか1,800mの距離が堪えたのか、もう一つ伸び切れなかったですね。福永祐一騎手に聞いたところ、『2週続けて追い切りに乗りましたが、その際は休み明けでも良い競馬が出来ると思っていました。ただ、いざ返し馬に入ると、少しモタモタしていて、そこでやはりひと叩き必要なのかなと感じました。ゲートの中では少し落ち着きがないところを見せていましたが、互角に出てくれましたし、道中もこの馬なりに我慢が利いていました。ただ、道中スムーズな競馬が出来た割には伸び切れなかったので、やはりひと叩き必要なのと、距離も1,600mがベターなのでしょうね。次は良くなってくれるでしょう』と言っていました。結果は4着でしたが、これでガス抜きが出来たでしょうし、次走は本来の走りを見せてくれると思います。トレセンに戻って状態を確認した後は、ノーザンファームしが らきへ放牧に出す予定になっています」
以上がレース翌日の更新。そしてここからが最新情報です。
2020.03.04 所有馬情報
在厩場所:3日に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧
調教内容:
次走予定:シャティン4月26日 チャンピオンズマイル(GⅠ)
音無秀孝調教師「中山からトレセンに戻った後も大きなダメージはなく、体調も変わりありませんでしたが、疲れを取る為にノーザンファームしがらきへ放牧に出しました。レース内容としてはこれまでになく落ち着いていましたし、レースもスムーズな競馬が出来ていたと思います。結果的に58kgの斤量と1,800mの距離が最後に堪えた印象を受けました。悲観する内容ではなかったですし、ひと叩きしたことで次走はグッと良くなってくるはずです。この後は新型コロナウイルスの終息状況にもよりますが、選出されれば香港で開催される4月26日のチャンピオンズマイルを目標にトレセンへ帰厩させる方向です」
というわけで、残念ながら4着に敗れてしまいました。馬体重+16kgでの出走でしたが、パドックを見た時『太い』というより『緩い』と言った方がしっくりくる、そんな印象を受けました。そのせいかインディチャンプの武器のひとつでもある『瞬間の速さ』が、今回は影を潜めてしまった感じです。また、ラッキーライラックに伸び負けしたのを見て、やっぱりトップスピードの持続力が課題だなって思いました。
目標はまだ先だし、メイチの仕上げでもない。そうわかってはいても、やっぱり負けると悔しいですね。ただ、救いは陣営が悲観せずに手応えをつかんでくれていることです。インディチャンプのことを一番わかってくれている人たちが口を揃えてるんだから、素直に信じて応援したいと思います。
香港、無事に開催されるといいなぁ。