from1987

一口馬主やPOG、レース予想など競馬の話題を中心に、自由気ままに綴ります。なお、一口馬主関連の記事はシルクホースクラブのHPに掲載されている情報であり、転載の許可を得ています。

インディチャンプ、よくやった!!

11/22(日)マイルCS。連覇を目指したインディチャンプの結果報告です。

 

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2020.11.24 レース結果

11/22(日)

阪神11R マイルチャンピオンシップ(GⅠ)

〔芝1,600m・17頭〕2着[3人気]

互角のスタートから、そのまま先団やや後ろよりを追走します。そのまま最後の直線へ向き、懸命に追われると、一旦は先頭に立ちましたが、ゴール手前で交わされ、惜しくも2着に敗れています。

音無秀孝調教師「右トモの筋肉を痛めて頓挫した中、ぶっつけ本番で本当によく頑張ってくれました。これまで休み明けではもう一つ良い結果を出せていませんでしたが、適性距離ではなかったですし、それに本番を見据えてのものでしたからね。今回はそれを踏まえてしっかり仕上げたので、悔いのない状態で出走させることが出来ました。この馬なりにムキになることもなく、良い雰囲気でレースに臨めたと思いますし、アドマイヤマーズを交わしたところまでは理想的な形だったと思います。ただ、勝ち馬に外から出し抜けされる形になってしまったのは誤算でした。レース後、福永祐一騎手に聞いたところ、『この馬の形としては理想的なレースが出来ましたが、勝ち馬が一枚上でしたね。でも、頓挫がありながらもインディチャンプの力は示してくれたかなと思います』と話していました。あそこまで行けば勝って欲しかったですが、ここまでの過程を考えると、牧場サイド・厩舎スタッフの懸命な努力もあり、良い状態でレースに臨めたことに感謝の気持ちでいっぱいです。今年はGⅠの勲章を獲らせてあげることは叶わなかったですが、まだ来年もチャンスがありますし、昨年の春秋マイル王として良い状態でレースに臨めるよう、今後も牧場サイドと連携を取っていきたいと思います。この後は放牧に出す予定ですが、次走の予定につきましては牧場で状態を確認しながら相談させていただきたいと思います」

 

 

大本命のグランアレグリアを負かしに行く、福永騎手渾身の手綱さばき。それに応えたインディチャンプ。まさに人馬一体、会心のレースでした。それでもなお、その上を行く馬がいるとは…正直驚きました。悔しいけど完敗ですね。

でも、でもですよ。前年覇者の意地は見せてくれたと思います。ぶっつけローテが不安視されるなか、直線で先頭に立った瞬間は胸にグッとこみ上げるものがありました。3着のアドマイヤマーズ以降には完勝といっていい内容でしたし、改めてインディチャンプの強さを証明できたんじゃないかなって思います。負けちゃったけど、胸を張っていい2着です。

来年の現役続行が既定路線。ネット上でも歓迎する声の方が多いかな。一部引退を勧める声もありますが「限界だから」という後ろ向きな感じではなく「一番いい時に…」のニュアンスが強いように感じます。個人的には、もちろん大歓迎です。今回の走りを見ても能力の衰えは感じられず、むしろもっと強くなれるんじゃないか、とさえ思いました。なので、打倒グランアレグリアも諦めていません。

昨年の安田記念以降、懐疑的に見られることも多かったインディチャンプ。でも、マイルCSの走りを見て、その評価が見直されてきているように感じます。ずっと応援してきた身として、これは素直に嬉しいですね。

 

 

⇩そして、昨日の更新がこちら 

 

2020.11.25 所有馬情報

在厩場所:栗東トレセン/近日中に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧予定
調教内容:軽めの調整
次走予定:未定

音無秀孝調教師「レース後は走ったなりの疲労こそ見られたものの、大きなダメージはなく体調も変わりありませんでした。この後はノーザンファームしがらきへ放牧に出す予定ですが、すぐ乗り出して行けそうなら、暮れの阪神カップに出走させたい気持ちがあります。あくまで馬の状態を最優先と考えているので、牧場で馬体をチェックしながら検討させていただきたいと思います」

 

というわけで、順調なら年内にもう一度、見ることができそうです。これまた嬉しい情報です。来年、6歳にして新たな可能性に挑戦するインディチャンプ。その手応えを掴むための大事な一戦でもあります。次の更新を楽しみに待ちたい思います。