from1987

一口馬主やPOG、レース予想など競馬の話題を中心に、自由気ままに綴ります。なお、一口馬主関連の記事はシルクホースクラブのHPに掲載されている情報であり、転載の許可を得ています。

秋華賞といえば

あぜん、ぼうぜん、ブゼンキャンドル。実家で取ってたスポーツ新聞の見出しが、確かそんな感じだったと思います。

レース前日、一緒に競馬に行く友達が泊まりに来ていて、その日の夜は父親を交えて秋華賞の予想大会。友達は近所のスナックの名前が入ったヒシピナクル、自分は詰めの甘かった馬が秋に化けるパターンと見てトゥザヴィクトリー、父親は春から買い続けていたクロックワークが本命でした。翌日、友達と意気揚々と競馬場へ向かいましたが、馬券は二人揃って惨憺たるものでした。競馬あるあるじゃないけど、ハズレ続けた後半戦って予想が予想じゃなくなっちゃうんですよね。まともな思考なら買わない馬にまで手を広げて、この馬が来ても配当がつかない、この馬が来たら回収できる…みたいな。もう予想というよりは願望に近い状態。秋華賞の時がまさにそんな感じでした。互いの本命が人気どころで当たったとしても損失を回収できるわけがない、だったら…。たどり着いたのが父が本命にしていたクロックワークでした。ちょうどお昼過ぎくらい、今日は午前中から予想が絶好調だって父からの電話報告があったんですよね。それならその勢いに乗ってしまおう、そんな感じで急遽、二人で示し合わせてクロックワーク本命で馬券を買いました。

結果は…クロックワークは確かに2着に追い込んできてくれたのですが、まさかまさかのブゼンキャンドル抜け。まさに『あぜん、ぼうぜん、ブゼンキャンドル』でした。その後、最終Rも揃って惨敗、晩飯は幸楽苑のラーメンで安く済ませて友達とは別れ、力なく帰路についたんですよね。家に着くと、父が笑顔のお出迎え。父はしっかりブゼンキャンドルも抑えていたんですよね。あの時の父の憎たらしい顔といったら…忘れられないですね。たとえ親子でも、馬券の上手い下手の争いはあるもんです。

今となっては懐かしい思い出です。