POG記事第3弾はドゥラメンテ産駒です。スターズオンアース、リバティアイランドと2年連続で牝馬クラシック路線を席巻していて、今やPOG的にはハズせない種牡馬…なんですが、残念ながら現2歳世代が最終世代となります。本当、早世が惜しまれますね。
・母/ウィープノーモア
・母の父/Mineshaft
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/鹿毛、生/2月7日
曾祖母FluteはケンタッキーオークスなどGⅠ2勝。母はアッシュランドSで後のケンタッキーオークス馬を下してGⅠ勝ち。代々アメリカンな配合を重ねてきた母系で適性ははっきりダート…だと思っていたんですが、全兄は芝で勝利を挙げているんですよね。陣営からもクラシックを意識したコメントが出ていますし、万能型の父を迎えたことで血統からくるイメージよりも柔軟性があるのかも。大柄な馬体は迫力十分で皮膚感も好み。金子オーナーのこの世代の一番馬はこの馬では?
エオアリイ
・母/ステラエージェント
・母の父/More Than Ready
・生産/浦河 三嶋牧場
・性/牡、毛色/黒鹿毛、生/2月9日
母はBCジュヴェナイルフィリーズターフ3着。その父More Than Readyはデビューから5連勝を達成し、フサイチペガサスが勝った2000年のケンタッキーダービーで4着になっています。母父に入って良い仕事をするイメージもありますね。完成が早く、2歳戦から活躍できる血統だと思います。幼いながらもきれいな立ち姿をしていて、新進のヤシ・レーシングランチの育成によってどんな変貌を遂げるのか楽しみです。ゲート試験合格済みと順調で、夏にはデビューできそう。
アロヒアリイ
・母/エスポワール
・母の父/オルフェーヴル
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/栗毛、生/1月18日
バレークイーンから日本に広まった母系で、4代母からはフサイチコンコルド・アンライバルド、曾祖母からはリンカーン・ヴィクトリー、祖母からはアドミラブルと各世代で一流馬を輩出しています。これはなかなかにレアなことで、非常に優秀な母系だと思います。『ドゥラメンテ × オルフェーヴル』の組み合わせは爆発力がありそうです。2022年の当歳セレクトセールで見た時に良いなって思った馬で、ずっと気になってました。10~11月頃までにデビューできるようなら。
シストロン
・母/コルデトゥリーニ
・母の父/ダイワメジャー
・生産/千歳 社台ファーム
・性/牝、毛色/栗毛、生/5月5日
曾祖母ローズジプシーはGⅠ仏1000ギニー勝ち馬で、伯母のアマルフィコーストは阪神牝馬S2着など重賞戦線で活躍しました。母は現役時は1勝止まり。鼻出血に悩まされ大成はなりませんでしたが、能力の高さは感じさせる馬でした。ドゥラメンテとダイワメジャーとの組み合わせでは目立った活躍馬が出ていませんが、本馬が初の大物となるか注目です。中竹調教師がベタほめしてる逸材で、5/17㈮にはゲート試験にも合格と順調そのもの。早ければ夏デビューもありそうです。