from1987

一口馬主やPOG、レース予想など競馬の話題を中心に、自由気ままに綴ります。なお、一口馬主関連の記事はシルクホースクラブのHPに掲載されている情報であり、転載の許可を得ています。

【POG 20~21シーズン】指名候補/その他編

POG指名馬探しの記事も今回で最後です。その他の種牡馬で気になった産駒をピックアップしていきたいと思います。

 

① エリカシャンス

・父/スクリーンヒーロー

・母/ビキニブロンド

・母の父/キングカメハメハ

・生産/安平 ノーザンファーム

・性/牝、毛色/青鹿毛、生/1月23日

・所属/栗東 安田隆行厩舎

名牝Sonic Ladyの末仔ソニンクから広がった母系で、一族にはロジユニヴァース、ディアドラなど活躍馬が多数。勢いを感じますね。クロス5本というのも特徴的で、これがどう出るか。スラっとした体形で、切れ味を秘めていそうな感じがします。成功事例少ないスクリーンヒーロー産駒の牝馬ですが、この世代はちょっと違う気がするんですよね。

 

② クールキャット

・父/スクリーンヒーロー

・母/メジロトンキニーズ

・母の父/ダンスインザダーク

・生産/洞爺湖 レイクヴィラファーム

・性/牝、毛色/青鹿毛、生/2月21日

・所属/美浦 奥村武厩舎

母はダイヤモンドS2着など長距離で活躍し、繁殖としては重賞3勝のトリオンフ(父タートルボウル)を輩出しています。馬名が漢字の時代から受け継がれてきた母系を見ると、心情的にも応援したくなります。育成段階から順調そのもので、動きの良さも評価されてきた馬です。晩成血統でありながら、6月東京デビューを目指すほど進んでいます。

 

カウンターテナー

・父/スクリーンヒーロー

・母/ベッラヴォーチェ

・母の父/アドマイヤムーン

・生産/日高 ダーレー・ジャパン・ファーム

・性/牡、毛色/栗毛、生/2月19日

・所属/栗東 野中賢二厩舎

母は短距離戦中心に走って16戦3勝、掲示板を外したのは2回だけという堅実派でした。初仔ですが馬格は申し分なく、バランスもいい感じ。全身を使った走りができていると評判です。瞬発力を活かすタイプなのかな。体形的には中距離くらいまでこなせそうな雰囲気があります。ダーレーの隠し玉的な存在になるんじゃないかと期待しています。

 

④ ブルースピリット

・父/Invincible Sprit

・母/Jasmine Blue

・母の父/Galileo

・生産/ 愛国

・性/牡、毛色/鹿毛、生/4月27日

・所属/栗東 中内田充厩舎

父はDanzig系Green Dezertの産駒で、スピードと仕上がりの早さを武器に世界的な成功を収めています。ただ、日本ではまだ活躍馬が出ていないんですよね。適性はあると思うんだけどなぁ。当馬は動きの良さだけでなく、気性面(賢さ)も評価されているのが好印象です。ゲート試験も既に合格していて入厩済み、始動が早そうなのも『◯』ですね。

 

⑤ ラペルーズ

・父/ペルーサ

・母/ハットシテグー

・母の父/エンパイアメーカー

・生産/浦河 冨田牧場

・性/牡、毛色/鹿毛、生/4月10日

・所属/美浦 藤沢和雄厩舎

わずか8頭しかいないペルーサの初年度産駒です。血統的にはちょっと重たい感じで、洋芝やダートの長距離向きの印象です。正直なところ、POG向きではないかもしれません。ただ、父も所属した藤沢厩舎というのが激アツだったりします。理屈じゃないロマン枠です。気性は素直で動きは大跳び、とのこと。北海道デビューを目指して調整中です。

 

⑥ トーホウロッキー

・父/トーホウジャッカル

・母/トーホウアイランド

・母の父/Power

・生産/日高町 竹島幸治氏

・性/牡、毛色/栗毛、生/2月28日

・所属/栗東 高橋康之厩舎

トーホウジャッカルの初年度産駒、こちらもロマン枠です。父母ともに『トーホウ』ブランドというこだわりの配合。スペシャルウィーク産駒の直父系を繋いでほしい願望込みになるかな。バラエティ溢れる血統で父母ともに若いし、可能性はあると思うんだけどな。バネの利いた走りで育成牧場の評価も高いですし、ゲート試験も合格済みです。

 

⑦ ラヴマイウェイ

・父/ジャスタウェイ

・母/ハイアーラヴ

・母の父/Sadler's Wells

・生産/新ひだか 木村秀則氏

・性/牝、毛色/鹿毛、生/5月13日

・所属/美浦 林徹厩舎

昨年の福島記念を勝ったクレッシェンドラヴの半兄で、所属も同じ林厩舎です。牝馬らしい柔らみのある馬体は、まだ芯が入っていない印象ですが、バランスはよく見えるんです。5月生まれだしまだまだ変わってきそう。焦らずじっくり進める方針のようなので気長に待つ必要はあるかもしれません。丈夫で脚元の不安がないのは『◯』ですね。

 

⑧ アリエノール

・父/Nyquist

・母/ランドオーバーシー

・母の父/Bellamy Road

・生産/千歳 社台ファーム

・性/牝、毛色/鹿毛、生/1月26日

・所属/美浦 斎藤誠厩舎

父は米🇺🇸GIケンタッキーダービー勝ち馬で、母は同年の米🇺🇸GIケンタッキーオークス2着馬。夢のある配合ですね。血統的には早熟性を強く感じるので、成長力が課題となりそう。完成度の高さで圧倒するパターンを期待する感じかな。ダート向きだとは思いますが、脚さばきが軽いとのコメントからすると、意外と芝でもいけるのかもしれません。

 

⑨ アスクピーターパン

・父/Frankel

・母/Straight Girl

・母の父/Fuji Kiseki

・生産/英国

・性/牡、毛色/鹿毛、生/2月11日

・所属/栗東 藤原英昭厩舎

母はヴィクトリアマイル連覇などGI3勝の名牝ストレイトガール。渡英しFrankelとの間に生まれた初仔が当馬です。母と同じ馬主&厩舎なのも好印象です。流星はちょっと違うけど、顔つきは母にそっくりですね。賢そう。馬体は塊感があって、数字以上に大きく力強く見せます。馬体の好みでいったら文句なのNo.1、個人的に今年の第1指名候補です。

 

⑩ モンファボリ

・父/Frankel

・母/フォエヴァーダーリング

・母の父/Congrats

・生産/安平 ノーザンファーム

・性/牝、毛色/鹿毛、生/2月16日

・所属/栗東 須貝尚介厩舎

母は米🇺🇸GⅡ勝ち、祖母は米🇺🇸GⅠ2着2回、曾祖母(ゼンノロブロイの母)は米🇺🇸GⅠ勝ちと代々活躍しています。初仔とあって小柄ですが、見た目には非力感はありません。気性面の成長に課題があるようで、牝馬だけにここはちょっと心配ではあります。ただ、調整そのものは順調で動きも良く、北海道デビューを予定しているようです。