春のクラシック戦線は桜花賞、皐月賞が終わって、もう少しでオークス、ダービーがやってくる♪…といった状況です。これからクライマックスに向けて盛り上がっていくわけですが、ふとPOG界隈に目を向けてみると、今シーズンの情報はもちろん、翌シーズンに向けた情報も増えてきました。
2023-24シーズンはハム太郎さん、netkeibaさん、日刊競馬さんが主催するPOGに参加しました。会心だったのは桜花賞を制したステレンボッシュを指名できたこと。順位アップに大きく貢献してくれましたし、何よりGⅠを勝つ馬を指名できたことが嬉しい。欲をいえばあともう1〜2頭、活躍馬が指名できていれば…。そうすればもっと上を目指せましたね。
そんなわけで来シーズンでは今年以上の成績を残せるように、今からしっかり予習をしておこうと思います。POG2024‐25シーズンの個人的な注目馬を、何回かに分けてピックアップしていきたいと思います♪もちろん主観入りまくりです(笑)。
第1回目は桜花賞馬ステレンボッシュを輩出したエピファネイア産駒編です。
■ストラディオット
・母/アッフィラート
・母の父/ディープインパクト
・生産/白老 白老ファーム
・性/牡、毛色/青鹿毛、生/4月14日
祖母のレディオブヴェニスは米重賞を3勝。母は重賞勝ちこそありませんが、引退レースとなったGⅢ中山牝馬Sで3着に好走しました。繁殖としても優秀で、2番仔のゴンバデカーブースは昨年のサウジアラビアRC(GⅢ)を勝ち、今週末のNHKマイルCに出走します。スカッとした馬体の持ち主で、芝の中距離で切れる脚を使うイメージ。母も祖母も大崩れなく、息の長い活躍をした馬でした。そのあたりの堅実さが伝われば、父の爆発力も相まって面白い存在になるんじゃないかな♪
■サラコスティ
・母/サロニカ
・母の父/ディープインパクト
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/黒鹿毛、生/3月7日
独GⅠオークス馬の祖母サロミナから広がったファミリーで、叔母にサラキア(エ女王杯&有馬記念2着)、叔父にサリオス(朝日杯FS勝ち)など活躍馬がずらり。今一番勢いのある母系かもしれません。初仔なので大きくはありませんが、デビュー時には450kgは超えてきそう。なにより数字以上に大きく見せるのが好印象です。既にゲート試験合格済みで、デビューが早そうなのもPOG的には『◎』です。これまでクラシックには縁がなかった厩舎に初の栄誉をもたらすか注目です。
■レッドイステル
・母/ダーヌビウス
・母の父/キングカメハメハ
・生産/浦河 三嶋牧場
・性/牡、毛色/黒鹿毛、生/3月5日
祖母ドナウブルーはマイル重賞を2勝、その他にもヴィクトリアマイル2着、マイルCS3着などマイル路線で活躍しました。全妹にはGⅠ7勝の名牝ジェンティルドンナがいます。母は2戦未勝利。骨折のため志半ばで引退しましたが、良血を買われて繁殖入りしています。その初仔が本馬です。500kg超級の馬体は迫力十分でバランスも整って見えます。スピードとパワーの両立したタイプに育ってもらえたら。友道康夫厩舎とレッドの組み合わせで初の大物誕生なるか、注目です。
■ヴァルキリーバース
・母/グロリアーナ
・母の父/ハーツクライ
・生産/安平 ノーザンファーム
曾祖母フェアリードールを起点に発展したファミリーです。近親にはトゥザヴィクトリー、デニムアンドルビーなど、牡馬とも互角に渡り合った名牝が数多くいます。母は9戦2勝。全て4着以内と素質の片鱗を見せていましたが、脚元が弱く大成はなりませんでした。代を重ねるにつれなのか、ハーツクライが入るとなのか、ダート色が強まってきてる母系。ただ本馬はコンパクトにまとまった馬体をしていますし、この父との組み合わせなら芝でもイケそうです。ゲート試験も合格済み。
■ミッキークイーンの22
・母/ミッキークイーン
・母の父/ディープインパクト
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牝、毛色/鹿毛、生/4月3日
母は3歳時にオークス、秋華賞を制すると、5歳暮れまで第一線で活躍した名牝でした。繁殖としても優秀で、今年のGⅢ愛知杯勝ちのミッキーゴージャスを輩出しています。昨年のエリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグ、今年の小倉大賞典を制したエピファニーなとが近親にいて、今後の発展が楽しみな血統です。小柄な牝馬ですが、バランスの取れた立ち姿からは非力さは感じません。母の育成にも携わった関係者の方も絶賛する逸材です。狙うは母娘制覇です。
■ホーリーノット
・母/アロハリリー
・母の父/ハーツクライ
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牝、毛色/黒鹿毛、生/2月1日
名馬ディープインパクトを輩出したウインドインハーヘアを4代母に持つ母系で、叔父にはGⅡ重賞ニュージーランドT勝ちのルフトシュトローム、近親にはGⅢ重賞クイーンC勝ちのアドマイヤミヤビがいます。母も5勝を挙げ、ローカル中心に活躍しました。その時代のトップサイヤーで構成された血統構成から繁殖としてのポテンシャルにも期待できますし、完成の早い父を迎えたことでクラシックを狙えるスケール感もあると思います。バランスが整った馬体も好みです。