初年度産駒から5頭の重賞勝ち馬を輩出する(地方を含めれば6頭)キズナ産駒の注目馬です。
① ステラリア
・母/ポリネイター
・母の父/Motivator
・生産/白老 社台C白老ファーム
・性/牝、毛色/黒鹿毛、生/1月25日
・所属/栗東 斉藤崇史厩舎
繁殖能力は未知数の母ですが、現役時代に英🇬🇧2歳GⅡメイヒルS勝ちがあるので、仕上がりの早さには期待できそうです。実際、ゲート試験合格済みで、6月阪神デビューを予定しているようです。鼻先がちょっとだけ白いのが可愛らしい。牝馬で500kg近い大型馬です。でも、脚が長いのかな? 重苦しさは感じませんね。
② ソングライン
・母/ルミナスパレード
・母の父/シンボリクリスエス
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牝、毛色/青鹿毛、生/3月4日
・所属/美浦 林徹厩舎
曾祖母ソニンクから大きく発展した血統で、別系統にロジユニヴァース、ディアドラがいます。この馬も仕上がりが早く、既にゲート試験は合格済み、6月東京デビュー予定です。ディープインパクトと母父シンボリクリスエスの配合は青葉賞勝ちのアドミラブルが出世頭かな。キズナは父を越えられるのか、注目です。
③ トーセンアラン
・母/アドマイヤキラメキ
・母の父/エンドスウィープ
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/鹿毛、生/5月4日
半兄に豪🇦🇺GⅠ2勝のトーセンスターダム、叔父に天皇賞(秋)勝ち馬のトーセンジョーダン、京都新聞杯勝ち&ダービー3着トーセンホマレボシがいます。『トーセン』祭りですね。19年セレクトセールで1億4,000万超の高値をつけたことでも注目を集めました。すでに入厩済みのようで、デビューも遠くなさそうです。
④ パタゴニア
・母/ライフフォーセール
・母の父/Not For Sale
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牝、毛色/鹿毛、生/2月4日
母は亜🇦🇷ダートGⅠ2勝です。母父Not For Saleは半姉ダノンファンタジーにサトノフラッグなど、最近のトレンドですね。阪神開催でのデビューに向けて、現在はしがらきで調整中です。緩さを感じさせるようですが、まだビシッと追われたことがないだけだと思いますし、少しずつ良化が見られるようです。感覚的ですが、雰囲気のある馬ですね。
⑤ ドリームオン
・母/ヴィリエルバクル
・母の父/Sea The Stars
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/鹿毛、生/2月3日
曾祖母のMiss Tahitiが仏🇫🇷GⅠ勝ち馬で、母の父Sea The Starsは英🇬🇧2000ギニー&ダービー、凱旋門賞を史上初めて同一年に制した歴史的名馬です。海外の好きな馬ベスト5には入りますね。その血を引いているとやっぱり応援したくなっちゃいます。半兄ユアソーラは昨年のPOGで速攻系として人気を集めるも現在未勝利。リベンジなるか。
⑥ テイクバイストーム
・母/マザーウェル
・母の父/シンボリクリスエス
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/鹿毛、生/2月15日
祖母にマイルCS勝ちのシンコウラブリイがいます。シンコウラブリイは現役時代に間近で見たことがあって、皮膚が薄くて上品な感じだったのを覚えています。牝系として裾野は広がっているものの、まだ大物が出ていないので、そろそろ...期待したいです。立ち姿のバランスの良さは、どのPOG本を見ても一緒。これは好印象です。
⑦ イリマ
・母/ヴェントス
・母の父/ウォーエンブレム
・性/牝、毛色/鹿毛、生/5月11日
半姉にスカーレットカラー。父がキズナに変わったことで5代目までクロスが生じないアウトブリードになりました。血統面からは、健康面の不安が少ないタイプです。5月生まれで馬体には幼さも残りますが、それでいて入厩済みというのは健康優良児の証かもしれませんね。跳びの大きな馬らしく、センスを感じます。
⑧ セラヴィー
・母/セルフプリザヴェーション
・母の父/Lion Heart
・生産/新冠 パカパカファーム
・性/牝、毛色/鹿毛、生/3月31日
半兄には志半ばで早世したシャルドネゴールドがいます。『Storm Cat 3×4』をはじめ、クロスが4本もある馬で、これが吉と出るか凶と出るか、ですね。仕上がり早の傾向はありそうです。きれいな四白が特徴的で、見栄えがいい馬です。数字以上に体を大きく見せるのも好印象です。案外ダートも合いそうな気がします。