10/9(土)阪神で行われたりんどう賞に出走したラキエータ。1200㍍から1400㍍への距離延長でどんな競馬を見せてくれるのか、注目の一戦でした。
ラキエータ
性齢/牝2歳
母/ウィルパワー
母の父/キングカメハメハ
2021.10.11 レース結果
10/9(土)阪神9R りんどう賞〔芝1,400m・10頭〕5着[1人気]
まずまずのスタートを切ると、道中は中団前目に付けます。直線に向いて追い出されますが、ジリジリとした脚色で前との差を詰めることが出来ず、昇級初戦は5着でゴールしています。
音無秀孝調教師「今週の追い切りではしっかりと負荷を掛けることが出来たように、短期放牧を挟んだとは言え、力を出せる状態で出走させることが出来たと思います。レース自体はスッと良いポジションに付けてスムーズに運ぶことが出来ましたが、松山弘平騎手が『特に不利もなくレースを進めることが出来たのですが、追い出してから思ったよりも脚を使えなかったですし、この距離は長いのかもしれません』と話していた通り、前に行った組を交わせなかっただけでなく、最後は後ろからも差されてしまった内容を振り返ると、距離延長が影響してしまったのだと思います。今回は牝馬限定戦だったことや、今後に向けての適性を確かめる意味もあり、この条件を使わせていただきましたが、半兄のインディチャンプとはまた違ったタイプでもありますし、この馬の良さを活かすには現状は1,200mの方が良いのかなと感じました。無理をする必要はないですし、初戦時と同様にレース後は直接ノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただいています」
2021.10.11 最新情報
9日(土)に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧に出ています。
馬体重は404kg。前走から4kg減での出走でした。小柄な牝馬だけにちょっと心配しましたが、背が低くてコンパクトな馬体、加えて筋肉質なつくりもあってか、細くなった印象はまったくありませんでした。むしろ歩様には力強さを感じさせるくらいで、パドックの気配は良好、これならやれると思ってました。
スタートを五分に出ると、そのままスッと好位へ。初戦もそうでしたが、ポジションを取りに行くセンスはホント抜群ですね。導いた松山騎手の手綱捌きも光ってました。
終始スムーズな立ち回りで、最終コーナーを回る時の手応えもよく見えました。これなら直線で弾けてくれる、そう期待したんですが…。けして失速したわけではないと思うんですが、新馬戦のような伸び脚が見られなかったのも事実。松山騎手、音無調教師のコメントにあるとおり、距離が長かったってことなんでしょうねぇ。ただ、前向きに考えると、早い段階で適性がはっきりしたとも言えます。今後の路線で迷うことはなくなった、という意味では意義のある敗戦だったと思います。でも、やっぱり悔しいなぁ。
レース後は即、しがらきへ放牧に出ています。間隔を詰めて走りましたし、今度はゆっくり休んでおくれ。お疲れ、ラキエータ。