初年度産駒からデアリングタクトという超大物を輩出したエピファネイア。短距離・長距離、早熟・晩成、芝・ダートなど、様々な要素が散りばめらた血統表には大きな可能性を感じます。その産駒はサンデーサイレンスの血を4代前に持つことになるため、SS系の繁殖牝馬との間でクロスを発生させやすいのが特徴です。しかも母父キングカメハメハでもOK。現在のニーズに合った種牡馬だと思います。
① ギャラクシーエッジ
・母/ランズエッジ
・母の父/ダンスインザダーク
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/栗毛、生/2月20日
伯父にディープインパクト、ブラックタイドがいます。母は繁殖としてのアベレージが高く、ロカ(クイーンC3着)、ヴァルコス(青葉賞2着)とPOG期間中に活躍馬を輩出しているのも明るい材料です。あ栗毛のきれいな馬で、四肢がしっかりしていて丈夫そう。順調なら夏頃にはデビューできそうというのも『◯』です。
② オーソクレース
・母/マリアライト
・母の父/ディープインパクト
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/黒鹿毛、生/1月19日
エ女王杯、宝塚記念を制した母の初仔で、伯父にクリソライト、叔父にリアファル、クリソベリル。キャロットさんを代表する血統の最新型です。馬体を見るとパワーがありそうな感じで、走る馬の雰囲気がありますね。ここまで実績が芝に片寄っている父ですが、この馬はダートも合いそうな感じがします。ゲート試験も合格済みです。
③ バルレッタ
・母/リミニ
・母の父/ディープインパクト
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牝、毛色/黒鹿毛、生/1月27日
曾祖母にエアグルーヴ…もうそんなになるとは驚きです。母は未出走、なんと4歳時の仔です。身のこなしの柔らかさ、可動域の広さは天性のものだと思います。最後まで出資候補に残ったくらい、本当いい馬だと思います。体質的な弱さが付きまとう一族なので、そのあたりがちょっと心配。このまま順調にいってほしいです。
④ フェットデメール
・母/ディアデラマドレ
・母の父/キングカメハメハ
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牝、毛色/鹿毛、生/1月29日
・所属/美浦 武井亮厩舎
母父キングカメハメハで、今年の牝馬2冠を制したデアリングタクトと8分の7同血になります。母は重賞3勝の実績馬ですし、否が応にも期待が高まりますね。牝馬らしいスラッとした体つきで脚が長く、鋭い切れ味を秘めていそう。小柄なようですが、この手のタイプは大きくなりすぎない方がいいと思いますし、気にすることはないかな。
⑤ スペキアリス
・母/スペルバインド
・母の父/ゴールドアリュール
・生産/白老 社台C白老ファーム
・性/牝、毛色/青毛、生/1月26日
伯父に京都記念勝ち&GⅠ2着2回のシックスセンスがいます。母はゴールドアリュール産駒ながら芝で活躍した変わり種でした。薄い皮膚感が目を惹く馬で、身のこなしも柔らかそうです。胴が長めなので、適性は芝の中距離あたりかな。これまで活躍馬を輩出できていない母ですが、その名誉を挽回できるか注目です。
⑥ ファントムバローズ
・母/ルージュバローズ
・母の父/ディープインパクト
・生産/浦河 杵臼牧場
・性/牡、毛色/黒鹿毛、生/1月27日
・所属/栗東 寺島良厩舎
これはもう名前だけで。一番最初に好きになったのがスーパーファントムという馬だったので『ファントム』と名前がつくと応援したくなっちゃうんですよね。母系は叔父に現オープンのペプチドバンブーがいる程度で目立ちませんし、馬体も…見たことありません。母父ディープインパクト、馬主は昨年のダービーオーナーですから、トレンド的には『あり』かな。