from1987

一口馬主やPOG、レース予想など競馬の話題を中心に、自由気ままに綴ります。なお、一口馬主関連の記事はシルクホースクラブのHPに掲載されている情報であり、転載の許可を得ています。

【POG 20~21シーズン】指名候補/ハーツクライ産駒編

第3弾は、一発大物狙いが魅力のハーツクライ産駒です。

 

① シングマイハート

・母/シングライクバード

・母の父/シンボリクリスエス

・生産/千歳 社台ファーム

・性/牝、毛色/鹿毛、生/3月12日

・所属/美浦 尾関知人厩舎

 エリザベス女王杯2着シングウィズジョイの半妹です。シングフォーユー(父ジャスタウェイ)、フライライクバード(父スクリーンヒーロー)と2年連続でクラシック路線に絡んでくる馬を輩出していて勢いがあります。そこにハーツクライとの配合で待望の大物誕生なるか。秋頃のデビューを見込んでいるようですね。

 

② サファリミスの18

・母/サファリミス

・母の父/Not For Sale

・生産/安平 ノーザンファーム

・性/牡、毛色/青鹿毛、生/3月23日

・所属/栗東 藤岡健一厩舎

シルクさんの追加募集馬です。母は亜🇦🇷GI2勝を挙げた名牝で、年齢的にもこれからが期待できる繁殖です。母の父/Not For Saleは、今春のクラシックで活躍するサトノフラッグと同じ。サンデー系種牡馬との配合がここ最近のトレンドになっているように感じます。馬体のバランスがいいし、青鹿毛とあって肌の質感も好みな感じです。

 

③ イルーシヴパンサー

・母/イルーシヴキャット

・母の父/キングカメハメハ

・生産/安平 追分ファーム

・性/牡、毛色/黒鹿毛、生/2月15日

・所属/美浦 久保田貴士厩舎

初仔ですが、かなりがっちりした体形をしていて、いかにもパワーがありそうな感じです。たまたま見た写真がそうなのかもしれませんが、毛づやもピカピカで代謝も良さそうです。脚が短く見える(背が低い)ので、そのあたりがどう出るかですね。5月頃には移動できるような話も出ているので、デビューは遅くはなさそう。

 

④ ヴィヴァン

・母/キトゥンズクイーン

・母の父/Kitten's Joy

・生産/新冠 ノースヒルズ

・性/牡、毛色/栗毛、生/2月25日

・所属/栗東 池江泰寿厩舎

母は米🇺🇸芝GIダイアナS3着馬で、こちらも初仔ですね。バランスの取れた好馬体の持ち主で、四肢もガッチリとしていて丈夫そうです。鍛えがいがある感じというか。ノースヒルズ池江泰寿厩舎のコンビは、ジャンダルムやアブレイズなど。最近になって成功事例が増えてきてますね。そういう勢い、流れみたいなのに乗っかるのも手なのかな。

 

⑤ ルアーズストリートの18

・母/ルアーズストリート

・母の父/キングカメハメハ

・生産/日高 下河辺牧場

・性/牝、毛色/栗毛、生/4月17日

・所属/美浦 大竹正博厩舎

母はローズS勝ち&秋華賞2着ブロードストリートの半妹で、自身も芝短距離で3勝を挙げました。3世代連続でディープインパクトを配合されながら、現時点で3頭とも未勝利。で、父を変えて生まれてきたのが当馬です。新たな一面が引き出され、母の窮地を救うことができるのか。馬体のつくりとか、素人目にはよく見えるんだけどなぁ。

 

➅ アムールマルルー

・母/ネイチャーガイド

・母の父/エルコンドルパサー

・生産/日高 下河辺牧場

・性/牝、毛色/黒鹿毛、生/1月6日

・所属/美浦 栗田徹厩舎

 母父エルコンドルパサーはスケール感があって好きです。中山牝馬Sを勝ったシュンドルボンの全妹になります。すらっとした立ち姿はいかにも牝馬らしくて上品、瞬発力も秘めていそうです。姉は残念ながらクラシックには間に合いませんでしたが、妹はどうなんでしょう? コメント的には焦らずじっくりとありますが…。

 

⑦ シェイクズセレナーデの18

・母/シェイクズセレナーデ

・母の父/Unbridled's Song

・生産/日高 下河辺牧場

・性/牝、毛色/栗毛、生/4月7日

・所属/栗東 今野貞一厩舎

Unbridled's Songは母の父として極めて優秀で、これまで多くの活躍馬を輩出しています。ハーツクライとだとGⅠ2勝のスワーヴリチャードが代表格ですね。下河辺牧場オーナーズの募集馬で、HPでは動画も公開されています。脚の運びは若干バラバラに見えるけど、一完歩ごとが力強くて、特に後肢の踏み込みの深さが好印象でした。

 

ブライスキャニオンの18

・母/ブライスキャニオン

・母の父/Galileo

・生産/新ひだか 千代田牧場

・性/牡、毛色/鹿毛、生/4月16日

・所属/栗東 矢作芳人厩舎

祖母ブライトスカイは仏🇫🇷オークスなどGⅠ2勝で、ローエングリンが2着したムーラン・ド・ロンシャン賞の3着馬。ジャパンCにも出走していて、日本とは縁のある血統です。馬名はダノン◯◯になるんでしょうね。矢作芳人厩舎への預託はそう多くないけど、活躍馬はダノンファラオくらいなのが気になるっちゃ気になるかも。

 

この世代のハーツクライ産駒は、魅力的な牝馬が多いように感じます。