from1987

一口馬主やPOG、レース予想など競馬の話題を中心に、自由気ままに綴ります。なお、一口馬主関連の記事はシルクホースクラブのHPに掲載されている情報であり、転載の許可を得ています。

【一口馬主/クールキャット】次に活かせるか?

船橋のマリーンCで、初のダート戦&ナイター競馬に挑戦したクールキャット。結果はどうだったのでしょうか?


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クールキャット

性齢/牝4歳

父/スクリーンヒーロー

母/メジロトンキニーズ

母の父/ダンスインザダーク

所属/美浦 奥村武厩舎

 

2022.04.14 レース結果

4/13(水)船橋11R マリーンカップJpnⅢ)〔D1,600m・13頭〕6着[6人気]

最内枠からややスタートで後手に回り、中団を追走します。勝負所では外目から進出するも、直線では脚が上がってしまい、初めてのダート戦は人気通りの6着で終えています。

奥村武調教師

「今後の選択肢を広げるためにも、このタイミングでダートを試させていただくことにしました。1週前の追い切りに乗ってもらった内田騎手からは『ダートは大丈夫そう』とのコメントをもらっていて、先週末の最終追い切りを見ても状態はとても良さそうでしたから、ここでどのような競馬を見せてくれるか期待は大きかったです。しかし、今日も最内枠を引いてしまったことで、器用さに欠けるこの馬には厳しい条件となってしまいましたね。向こう正面で外に切り返したところから、どれくらい伸びてくるのかと思って見ていたものの、4コーナーで前に追い上げたところで一杯となってしまいました。ダートでの走り自体は悪く無かったので、これが外枠だったら違ったかもしれませんが、着順や内容を見るとこの舞台選択は良くなかったのかなと反省しています。ひとまずトレセンへ戻って馬体を確認しまして、問題無ければ心身のリフレッシュをすべく、一度牧場へお戻しさせていただきます」

 

内田博幸騎手

「最内枠を引いてしまったことから、行けるなら先手を取りたいと思っていました。しかし、スタートがあまり速くなかったですし、無理に押して出して行っても包まれるリスクの方が高いため、腹を括って中団で脚を溜める選択をしました。向こう正面ではこの馬のトビの大きさを考えて外へ持っていくことが出来たものの、ハミの位置が遠くて前バランスで走っていたため、思ったほど脚が溜まっていなかったようですね。直線ではすぐに末脚が甘くなってしまいました。器用に動ける馬では無いですし、やはり外枠でも引いてスムーズに先行する形が理想的だと思います。また、初めてのダート・ナイターでしたので、その辺りの影響は多少あるのかもしれませんが、ダートの走りや砂を被っても大きな問題はありませんでしたし、今日の経験はこれから先に活きてくるでしょう」

 

というわけで6着に敗れてしまいました。ショウナンナデシコが8馬身差で快勝し、3~4着馬の間も6馬身差あったので、勝ち時計から3.6秒遅れてのゴール。向かい正面で外に出してからコーナーで追い上げを図ったところまでがハイライトで、最後の直線で伸びる気配がありませんでした。悔しいけど完敗ですね。

ダート適性については、奥村武調教師と内田博騎手で微妙に捉え方が違うみたい。どっちなんでしょうねぇ。ただ『こなせる』としても『得意』ではなさそうかなって思いました。

なかなか思うような結果を得らええずにいるクールキャットですが、渋い成長力を持ち味に、息の長い活躍を期待できるタイプだと思うんですようねぇ。陣営もあれこれ手立てを打って最適解を模索してくれてますし、まだまだ『これから』に期待です。


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夜に溶け込む漆黒の馬体と白いバンテージのコントラスト。かっこよかったです。