安田記念で3つめのGⅠタイトルを狙ったインディチャンプ。レース後の公式情報です。
2021.06.07 最新情報
6日(日)に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。
2021.06.07 レース結果
6/6(日)東京11R
安田記念(GⅠ)
〔芝1,600m・14頭〕4着[2人気]
好スタートから無理せず、中団前目を追走します。そのまま最後の直線へ向き満を持して追われると、残り200mで一旦は抜け出すもののゴール手前で交わされ、惜しくも勝ち馬から0.2秒差の4着でゴールしています。
音無秀孝調教師「体重こそ6kg増えていたものの、体つきを見る限り太目感はなく、良い状態でレースに臨めたかなと思います。ここ最近の中ではすこぶる順調に進められましたし、これで負けたら仕方ないと思うほどの仕上がりでしたので、後は福永祐一騎手がどのようなレースをしてくれるのか楽しみにしていました。レースではラウダシオンの後ろで流れに乗っていましたが、道中はハミを噛んで力んでいましたね。ただ、最後の直線では上手く外に出すことが出来ましたし、残り200mまで持ったままでしたから、これなら後続馬の追撃を凌いでくれると期待しましたが、早めに抜け出す形になってしまい、最後はソラを使ってしまいましたね。レース後、福永祐一騎手にどうだったか確認したところ、『良いポジションで流れに乗ることが出来ましたが、1,200mを使った後とあって、少し行きたがって力んでしまいましたね。でも、それ以上ムキになることはなかったですし、最後の直線ではギリギリまで追い出すのを我慢したものの、結果的にスムーズに行き過ぎて抜け出すのが早くなってしまいました。4着に敗れたものの、ここ最近の中では本当に調子が良いなと感じましたし、インディチャンプなりに力を出し切ってくれたかなと思います』と話していました。結果的に抜け出すのが早くなってしまったものの、勝ちに行っての結果ですから、人馬とも最後までよく頑張ってくれたと思います。これまでと同様に、夏場はノーザンファーム空港で英気を養って秋に備えることとなり、レース後は東京競馬場から直接ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました。秋のローテーションにつきましては、牧場で状態を確認しながら検討させていただきます」
パドックでは厩務員さんに甘えるような姿が定番のインディチャンプ。最初の方はそんな素振りを見せずに真っ直ぐに歩いていて『あれ?いつもと違う?』って思ったんですが、周回を重ねるにつれいつもの雰囲気に戻っていきました。プラス体重だったけど、しっかり仕上がってるように見えました。
福永騎手を鞍上に、生野助手と内徳厩務員。いつものトリオを見ると、なんかホッとします。
レース結果は周知の通り。
悔しいけど完敗です。今回の敗戦を受けて、ネット上では限界説が囁かれるなどモヤモヤとした思いもあったんですが、陣営にそこまで悲観の色がないことに救われました。完敗は認めつつも、諦めはありません。
抜群の手応えで先頭に立った瞬間の興奮、その後に後続の馬たちに交わされていく時の悲鳴…。一瞬、一瞬がドラマでした。持てる力を出し切ったインディチャンプに感謝です。
静養の夏を経て捲土重来の秋、今度こそ勝利を。