【回顧】
前半5F/59.4秒、前日に行われた阪神牝馬Sほどではないにせよ、スローペースからの後半勝負の展開でした。違ったのは、そのわりに先行型には苦しく、後方待機組にもチャンスのある流れになった点だと思います。その要因は後半3F【10.8-11.0-11.5】の急激なペースアップ。これは勝ったグランアレグリアが積極的に前を潰しに行ったタイミングとも合致しています。ストライドが大きく、牝馬にしては珍しく一瞬の切れよりも長くいい脚を使うタイプの馬。今回はその持ち味を最大限に活かしたロングスパートで、完全にレースを支配していました。後続を寄せ付けない完勝、文句なしです。それができるポジションをがっちりキープしたルメール騎手もまた見事だったと思います。ただ絶対的な存在か、というとまだ疑問符がつきますね。型にハマった時の強さは相当ですが、逆にハマらなかった時はどうなのか。閉じ込められて動くに動けない時、瞬発力勝負になった時とかですね。
2着シゲルピンクダイヤ、3着クロノジェネシスは、グランアレグリアが前を力でねじ伏せに行った恩恵もあったように思いますが、力があることは示したと思います。最後の直線でシゲルピンクダイヤは進路を内に求め、クロノジェネシスは外へ。結果的には和田騎手の判断が勝った印象です。このあたりは運の要素もありますが、騎手としてのキャリアの差にも思えました。着差が着差だけに北村友騎手は悔しいでしょうね。バネにしてほしいところです。オークスで狙うとしたら…クロノジェネシスの方かな。4着◎ダノンファンタジーは、外枠のメリットよりもデメリットの方が出ちゃいましたね。あれだけ行きたがってしまっては…相手云々の前に、自分との戦いに敗れてしまった印象です。5着ビーチサンバは、ペースが遅いと見るや道中から積極的に動いていったように勝ちにいく競馬。その分最後は甘くなりましたが、この経験は今後にはつながると思います。
【買い目】
馬連 ⑮⑭④⑨
馬連 ⑮ー⑱⑧②
3連複 ⑮ー⑭④ー⑨⑱⑧②
計1,700円
※買い目はALL100円
【収支】
▲1,700円（累計 ▲69,690円 → ▲71,390円）
