2頭いる2歳世代のうちの1頭、ラパンラピッドが福島競馬でデビューしました!
父/ルーラーシップ
母/クードラパン
母父/ダイワメジャー
性齢/牡2歳
所属/美浦 武井亮厩舎
2022.07.21 出走情報
7/24(日) 福島5R 発走12:35
メイクデビュー福島〔芝1,800m・12頭〕
54 菅原明良
2022.07.25 レース結果
7/24(日) 福島5R
メイクデビュー福島〔芝1,800m・12頭〕
優勝[1人気]
まずまずのスタートを切ると、道中は中団前目に付けます。勝負どころで徐々に前との差を詰めて行き、直線ではジワジワと脚を伸ばして粘る2着馬をしっかりハナ差捉え、デビュー戦を見事に勝利で飾っています。
武井亮調教師「おめでとうございます。福島競馬場に到着後は落ち着いていましたし、次のレースに出走した自厩舎の新馬と一緒に、事前にパドックや装鞍所のスクーリングを行った際にも、ラパンラピッドが誘導してくれたほどでした。本番でもパドックでは落ち着いて周回できていましたし、返し馬ではキャンターに移る際に一瞬チャカチャカしたものの、それ以上はバタつくことも無く、待機所でも落ち着いて歩けており、菅原明良騎手も『パドックで跨ってからも本当に落ち着いていて、新馬とは思えないほど大人しかったです』と褒めていました。スタートも悪くなかったものの、内枠に入ったことで道中は馬場の悪い所を通らされたこともあり、全く駄目というわけではなかったですが、道中の進みはあまり良くなかったですね。それでも、4コーナーで取り付いて行く際にはしっかり反応できていましたし、『4コーナーで他馬が外へ逸走したのに巻き込まれなくて良かったです』とジョッキーが話していた通り、少しヒヤッとする場面はあったものの、良い形で直線に向くことが出来ました。ジョッキーの手応え的にはもっと楽に差し切れると思っていたようで、2着馬には結構粘られてしまったものの、ハナ差でもしっかりと勝ち切って、まずは結果を残すことが出来て良かったです。『調教での感触的には1,800mは長いかなという印象でしたが、今日の感じだとこの距離でも大丈夫そうです』と菅原騎手は話していましたが、引き上げてきた際の息遣いが荒く、音を聞くと若駒に出やすいDDSPのような兆候が見られましたし、息が落ち着くまでしばらく時間が掛かりましたから、こちらの印象としてはもう少し短い距離の方が良いのかなと感じています。トレセンに戻って状態を確認した後は、一旦放牧に出してリフレッシュさせる方向で考えています」
⇧パドックで待望の初対面。終始落ち着いた周回で、新馬とは思えないくらい。見ていて安心感がありました。途中、物音がした時にちょっとチャカついちゃったけど、すぐに平常に戻ってました。この精神面は今後も大きな武器になるんじゃないかな。
⇧菅原明騎手を背に本馬場入場。この後、ちょっと暴れん坊になります(笑)。でもレースでは優等生でしたね。懸念材料だったスタートも無事にクリアして、前半5F/66.8秒の超スローペースでもバッチリ折り合ってました。
⇧2番人気のコマチザクラが4コーナーで大外に逸走して場内がざわつく中、菅原明騎手は冷静にラパンラピッドを導いてくれました。力強い末脚で一完歩ごとに差を詰めると、粘るシンキングサベージをきっちりハナ差捕らえたところがゴールでした。この勝負強さ、2歳馬離れしてます!
新聞記事ではコントロール性の高さを褒めていた菅原明騎手。お疲れさまでした。これからもずっとラパンラピッドのパートナーになってくれないかな。
シャワーを浴びて、クールダウンしてからウイナーズサークルに現れたラパンラピッド。心なしか目がうっとりしてるように見えます。よほど気持ちよかったのかな♪
勝ち時計はまさかの1分56秒4。今開催中、断トツの最遅タイムでした。でも時計じゃ測れない強さを見せてくれたと思います。新馬離れした落ち着き、道中の折り合い、力強い末脚に前を捕らえきる勝負強さ。大きな可能性を感じました。
出資馬のライヴ観戦はインディチャンプ以外では初めて。もう朝から(というか前日の夜から)ドキドキでした。パドックから本馬場入場、そしてレースにウイナーズサークルまで。ラパンラピッドが勝ってくれたことでたくさんの場面で思い出ができました。もう感謝しかないです。本当、ありがとう。
☆おまけ☆
何枚か写真も撮ってきたんですが、その中からとっておきの1枚を載せておきます。
⇧返し馬で走り出す瞬間、騎手を振り落とすような勢いで駆けだしていくラパンラピッド。ちょうど目の前だったので、決定的な瞬間を残すことができました。案外レアな写真なんじゃないかな♪