【リアルスティール産駒】
同期にドゥラメンテ、キタサンブラックがいたため、クラシック戦線で主役になることができなかったリアルスティール。GⅠ勝ちも一つだけでしたが、その一つが世界的なGⅠドバイターフでした。名牝Miesqueに辿り着く母系に父ディープインパクト。血統構成からは自身の活躍を超える産駒が誕生する可能性は十分にあると思います。
厳選1頭目 フェブランシェ
・母/マイティースルー
・母の父/クロフネ
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牝、毛色/芦毛、生/1月23日
母は現役時4勝、GⅡ関東オークス4着など早期から活躍しました。しかしその本領発揮は繁殖に上がってからで、GⅢ紫苑S勝ちのパッシングスルーを筆頭にコンスタントに活躍馬を輩出しています。配合相手次第で芝にもダートにも出るんだから優秀です。この父なら芝・ダートどちらもOKな万能型になりそうかな。500kg超級の大型馬で脚元の不安はつきまといますが、3月入厩、4月上旬ゲート試験合格と現時点では順調そのものです。
厳選2頭目 フェイト
・母/サンタフェチーフ
・母の父/Wiesenpfad
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/鹿毛、生/1月28日
母は芝中長距離路線で3勝を挙げた後に繁殖入り。本馬が2番仔です。従姉(従兄)にはGⅡ府中牝馬Sで重賞初制覇後にエリザベス女王杯&有馬記念とGI連続2着で引退したサラキア、GⅠ朝日杯FSなど重賞3勝を挙げ、復活が待たれるサリオスがいます。1月生まれで育成も順調に進んでいるから、早期デビューが期待できそうなのも「◎」。立ち姿の写真では毛づやもピカピカだから、なおさら良く見えちゃうんですよねぇ。
3頭目気長枠 マンデヴィラ
・母/マンデラ
・母の父/Acatenango
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牝、毛色/鹿毛、生/2月26日
母はGⅠ独オークス3着馬で、半兄は重賞2勝&皐月賞2着のワールドエース、菊花賞&天皇賞(春)の長距離GⅠを2勝したワールドプレミアです。高齢の母の仔なのと、活躍馬が牡馬に偏ってるのが気にはなりますが、一つ上の半姉が新馬勝ちを決めるなどここにきて印象も変わりつつあります。コンパクトな馬体で友道厩舎。けして無理はせずに成長を促すパターンにはなりそうかな。ポテンシャルは確かなので、焦らずに待てるかどうかですね。