【ドゥラメンテ産駒】
その時代のトップサイヤーが配合されてきた5代血統図はまさに日本競馬の歴史そのもの。50年に及ぶ積み重ねの集大成がドゥラメンテです。主流血脈のほとんどを有するため配合相手を選ばなければなりませんが、そんな中でも初年度産駒から菊花賞馬タイトルホルダー、2年目産駒から桜花賞馬スターズオンアースを輩出しています。クラシック級の活躍馬を送り出す一方で、ダートで可能性を感じさせる馬もいたり、適性の幅が広そうなのもポイントを稼ぐ上では魅力的です。早世がなんとも惜しまれますね。
厳選1頭目 ドゥラエレーデ
・母/マルケッサ
・母の父/オルフェーヴル
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/黒鹿毛、生/1月29日
祖母マルペンサは亜GI3勝の名牝で、繁殖としても菊花賞、有馬記念勝ちのサトノダイヤモンドを輩出しています。その半妹になる母は5戦して未勝利でしたが、血統的に繁殖としての期待値は高そう。これから広がっていくファミリーなのかな。それにしても母の父がオルフェーヴルって…時間の流れって速いですねぇ。セレクトセールで見た時に、雰囲気良さげで気になってた馬です。1月生まれでデビューも早そうなのもPOG的には有利です。
・母/ソーメニーウェイズ
・母の父/Sightseeing
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牝、毛色/黒鹿毛、生/1月22日
母は米GI勝ち馬で、ちょっと遠いけどGⅢ函館記念を制したルミナスウォリアーが同じ一族です。アメリカ血統なのでダート色は濃いめですが、馬体の作りやPOG本でのコメントを見ると芝でもやれそうな感じがします。500kg近くある馬体は力感があって画像で見る限り毛づやも良好。内臓面での心配が少なそうなのは『◎』です。厩舎的に初戦から…という感じではないので、2戦目以降、順調にキャリアを重ねられるかどうかが鍵かな。
・母/メジロマリアン
・母の父/メジロベイリー
・生産/洞爺湖 レイクヴィラファーム
・性/牡、毛色/青鹿毛、生/3月24日
・所属/美浦 林徹厩舎
ドゥラメンテにメジロの血の融合が魅力的なこの馬を最後のひと枠に入れてみました。母は希少なメジロベイリー産駒で現役時は3勝。6歳夏まで39戦を走り抜いたタフな馬でした。繁殖としても上4頭すべてが中央競馬で勝ち上がっているように、堅実な成績を残しています。5番仔にあたる本馬は、馬体の雰囲気にバランス感など、これまでで一番良く見えます。初の大物誕生の可能性も十分あるんじゃないかなぁ。