from1987

一口馬主やPOG、レース予想など競馬の話題を中心に、自由気ままに綴ります。なお、一口馬主関連の記事はシルクホースクラブのHPに掲載されている情報であり、転載の許可を得ています。

【POG2022~23シーズン注目馬】ロードカナロア産駒編

春のクラシック戦線も残すはオークス、ダービーのみとなりました。ふり返ってみると、牡馬、牝馬ともに実力拮抗で見応えのあるレースが多かったように思います。良い意味での傑出馬不在というか、主役が何頭もいるような、そんな世代だったのかな。

POGはというと、ハム太郎さん主催、netkeiba主催、日刊競馬主催のPOGに参加しました。述べ26頭(重複指名多く実質14頭)を指名して、出世頭はスプリングS3着のサトノヘリオス。ちょっと寂しい結果に終わりそうです。

でも、終わりがあれば始まりもある。というわけでPOG2022~23シーズンの注目馬を、主観入りまくりでピックアップしていきたいと思います。今年はちょっとだけ趣向を変えて、種牡馬1頭につき3頭(厳選2頭+〇〇枠)にしてみます。ではでは、いってみましょう!

 

ロードカナロア産駒】

アーモンドアイやサートゥルナーリアなどの大物を次々と輩出し、キングカメハメハ後継の地位を確固たるものとしたロードカナロアPOG的にも欠かすことのできない種牡馬…なんですが、一昨年から昨年にかけては期間内での目立った活躍がなく、期待外れに終わっていました。現3歳世代ではダノンスコーピオンがNHKマイルCを制し、サブライムアンセム、キングエルメスも重賞を制覇。かつての勢いを取り戻しつつあります。

今年の2歳馬は初年度産駒の大活躍を受けて、良質な繁殖が集まったと言われる世代ですし、今年以上の大暴れも期待できそうです。

 

厳選1頭目 シャザーン

・母/クイーンズリング

・母の父/マンハッタンカフェ

・生産/千歳 社台ファーム

・性/牡、毛色/鹿毛、生/3月11日

・所属/栗東 友道康夫厩舎

母はGⅠエリザベス女王杯など牝馬限定重賞を4勝した後、GI有馬記念でも2着。牡馬相手でも通用する力を示して引退した名牝です。繁殖としては未知数ですが、1400~2500㍍まで幅広くこなした適応力に、5歳まで活躍した成長力が伝われば、大物を輩出する可能性は十分あると思います。『友道厩舎 × 金子オーナー』の組み合わせはダービー馬マカヒキ、今年の大阪杯を制したポタジェなど活躍馬多数。同馬も偉大な先輩に続けるか注目です。

 

厳選2頭目 サトノレティシア

・母/アイヴィベル

・母の父/Archarcharch

・生産/洞爺湖 レイクヴィラファーム

・性/牝、毛色/鹿毛、生/1月27日

・所属/栗東 池江泰寿厩舎

2021年のセレクトセールを見た時に、パッと見で良いなって思った馬です。額の星が愛らしく、トモの容量も大きい。相当な脚力を秘めていそうです。母は米GⅡ重賞の勝ち馬で、血統もパワーとスピードに優れた典型的なアメリカン。超早熟型で終わってしまったり、ダートに特化しちゃったりする可能性もあるんですが、スピードは間違いなく受け継いでいると思います。万能型の父との融合が上手くいけば、クラシック戦線も歩めるんじゃないかなぁ。

 

頭目ロマン枠 メイショウネムノキ

・母/メイショウベルーガ

・母の父/フレンチデピュティ

・生産/浦河 三嶋牧場

・性/牝、毛色/芦毛、生/4月22日

・所属/栗東 池添兼雄厩舎

古馬重賞2勝、6歳までタフに走り抜いたメイショウベルーガ。繁殖としても優秀で、これまで2頭の重賞勝ち馬を輩出しています。そんな母の最後の仔が当馬になります。というわけでロマン枠で候補入りです(笑)。最初で最後の非サンデー系の配合も興味深く、はたして吉と出るのか、注目です。芦毛特有の見た目の緩さはありますが、全体のバランスは整って見えます。育成も順調なようなので、最後の最後で兄姉を凌ぐ大物誕生があってもいいのでは?