POG2021~22シーズンの指名候補馬探しも第8弾です。今回は今シーズンから産駒を送り出す新種牡馬にスポットを当ててみます。
父のブラックタイドに似て、馬っぷりの良い産駒が多い印象のキタサンブラック。それが競走能力とイコールで繋がるかどうか?が成功の鍵になりそうです。
① ブラックブロッサム
・母/ポーレン
・母の父/Orpen
・生産/白老 社台C白老ファーム
・性/牡、毛色/青毛、生/5月12日
・所属/栗東 斉藤崇史厩舎
🇮🇪GⅢ重賞勝ち馬の母の6番仔。この世代のシルク募集馬の中でも1、2を争う人気でした。抜群の馬っぷりで身のこなしも柔らかい感じ。兄姉には体質面で不安があったので、この馬もそのあたりが心配材料かな。最新情報では右トモ飛節に腫れが見られ、ウォーキングマシンのみの運動に留めています。無事にキャリアを重ねられれば、面白い存在になりそうです。
② ピアツァサンマルコ
・母/ヴェイルドクリス
・母の父/シンボリクリスエス
・生産/千歳 社台ファーム
・性/牝、毛色/鹿毛、生/4月21日
強烈な末脚を武器にGⅡスワンSなど重賞3勝を挙げたビハインドザマスクを祖母に持ち、従兄にGⅢ平安S勝ちなどダート重賞で活躍するサンライズソア、遠縁にはGⅠヴィクトリアマイルを制したコイウタがいます。晩成型かと思いきや案外仕上がりが早そう。嬉しい誤算です。血統背景から芝でもダートでもいけそうな感じもして、選択肢の幅が広そうなのも魅力です。
今年の新種牡馬の中で一番堅実に走ってきそうなイメージがあるイスラボニータ。父同様に短中距離中心のアベレージヒッタータイプと予想しています。
① レディトゥプリーズの19
・母/レディトゥプリーズ
・母の父/More Than Ready
・生産/千歳 社台ファーム
・性/牡、毛色/鹿毛、生/5月8日
・所属/?厩舎
半姉にGⅢキーンランドC勝ちのナックビーナス。7歳までタフに走り抜いた同馬を筆頭に健康面の不安が少ない血統なのかな。これは高ポイントです。息の長い活躍を期待したくなります。この組み合わせだから、適性は1200~1600㍍でスピードを活かすイメージ。馬体からダートでもいけそうな感じもします。20年1歳セレクトセールでも高評価を受けてました。
② モンローテソーロ
・母/フライトオブスワン
・母の父/フレンチデピュティ
・生産/浦河 谷口牧場
・性/牡、毛色/栗毛、生/2月19日
・所属/美浦 栗田徹厩舎
伯父に交流GⅠのJBCスプリントを制したノボジャックがいます。ダート志向の強い母系ですね。安定感があって力強い立ち姿を見ると、その血をしっかりと受け継いでるように感じがします。まじめな性格のようで、気性面が成長の妨げになる心配もなさそうだし、レースでは自身の力をきちんと発揮してくるタイプかな。完成度が高く、丈夫そうなのも好印象。
■ドレフォン
仕上がりが早く、適性はダートの短中距離。将来的には直父系としてよりも母父に入って良さを発揮しそう…がなんとなくのイメージ。当たるかな?
① ハイアムズビーチ
・母/ユキチャン
・母の父/クロフネ
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牝、毛色/白毛、生/1月21日
今年の桜花賞をソダシが制し、念願のGⅠ制覇を果たしたシラユキヒメ系。母は関東オークスなど地方重賞3勝、一族に初の重賞タイトルをもたらしました。出資馬ラテマキアートの半妹でもあります。各種POG本でも取り上げられていて、その理由も見た目の派手さだけではなく、動きの良さを評価されたから。6月東京芝1400㍍戦でのデビューを予定しています。
② ルージュリッシュ
・母/ビニャデルマール
・母の父/ディープインパクト
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牝、毛色/青鹿毛、生/2月25日
祖母が🇨🇱の年度代表馬、3歳&古馬牝馬チャンピオン。その初仔となる母はディープインパクト産駒で期待の繁殖です。19年当歳セレクトセールで3,900万で落札された当馬。3番仔にしてようやく無事にデビューできそうです。一見非力に見えますが、牝馬だしむしろちょうどいいかも。いい意味でドレフォン産駒っぽくなくて、芝でも全然いけそうな感じがします。