POG2021~22シーズンの注目馬紹介も今回で第5弾です。ちょうど折り返しくらいかな?新馬戦スタートまでになんとか間に合わせなきゃです。今回はドゥラメンテ産駒から候補を探していきたいと思います。その時代のトップサイヤーが並ぶ血統表は、日本競馬の歴史がぎっしり詰まった教科書みたいです。
↑これまでのPOG記事はこちらです。
① アスクドゥラメンテ
・母/プラウドスペル
・母の父/Proud Citizen
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/鹿毛、生/2月4日
母は🇺🇸ケンタッキーオークスなどGⅠ2勝。産駒は堅実に勝ち上がっていますが、芝だとキレ負けすることが多く、主戦場はダートになっています。パワフルな馬体が魅力なこの馬も、兄姉に倣う感じかな。となると地方や海外競馬もポイント対象かどうかも重要。アスク〇〇 + 藤原厩舎は昨年の指名馬アスクピーターパン(未出走)と同じ。今年こそ…なのかな。
② ジャスティンカツミ
・母/フォンタネットポー
・母の父/ダンカーク
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/栗毛、生/3月5日
・所属/栗東 杉山晴紀厩舎
伯父に交流GⅠ2勝などダートの最前線で息の長い活躍を見せたベストウォーリアがいます。これまたダート色が強い母系ですが、芝もこなせそうな雰囲気はあります。20年1歳セレクトセールで1億3,500万の高値で落札、注目を集めました。バランスが取れた完成度の高い馬体をしているので、体質さえしっかりしていれば早期からの活躍も期待できると思います。
③ レッドアヴァンティ
・母/サウンタ
・母の父/Invincible Spirit
・生産/浦河 杵臼牧場
・性/牡、毛色/栗毛、生/4月26日
母の半姉が🇺🇸芝GⅠデルマーオークス勝ちのシンハリーズ。なのでオークス馬シンハライトとは従姉妹の関係になります。こちらは母父がDanzig系の中でもスピードを素直に伝える系統。なので適性距離は若干短めになってマイル前後でしょうか。半兄は新馬勝ちを決めているのも明るい材料で、初戦から力を発揮できるタイプじゃないかな。育成も順調なようです。
④ ホウオウバニラ
・母/バランセラ
・母の父/Acatenango
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牝、毛色/栗毛、生/3月9日
・所属/栗東 安田翔伍厩舎
母はGⅠ2勝、繁殖としてはGⅠオークス3着のビッシュを輩出しています。ドゥラメンテ産駒で5代血統内にクロスが発生しないのは珍しいパターンなんじゃないかな。20年1歳セレクトセール出身で、4,200万で落札されています。きれいな栗毛で身のこなしが柔らかく、どことなく品のある感じ。感覚的ではあるんですが、動画を見て走りそうだなって思いました。
⑤ サルスエラの19
・母/サルスエラ
・母の父/マンハッタンカフェ
・生産/洞爺湖 レイクヴィラファーム
・性/牝、毛色/青鹿毛、生/4月3日
母は未出走ですが、重賞勝ちのフレールジャック、マーティンボロの半姉で、ヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロスのGⅠ馬3頭の叔母になります。当馬は流星が入った美人顔で、良血馬らしい雰囲気があります。奥手っぽい感じがするので、成長曲線がPOG期間と合致するか、が鍵かな。一族のことを熟知している友道厩舎所属なのは心強いところです。
⑥ ベルクレスタ
・母/ベルアリュールⅡ
・母の父/Numerous
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牝、毛色/鹿毛、生/2月6日
半姉にGⅠヴィクトリアマイル勝ちのアドマイヤリードがいます。各種POG本で取り上げられているように、前評判の高い馬ですね。写真を見ると、確かに走りそう。小柄だった姉とは違って馬格も十分で、芝でもダートでもいけそう。育成も順調なようで、ゲート試験は合格済み。姉と同じ厩舎から、姉と同じ夏の中京開催でのデビューを目指して調整です。