連覇を目指し、安田記念に出走したインディチャンプ。レース後の陣営のコメントです。
2020.06.08 最新情報
7日(日)に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。
2020.06.08 レース結果
6/7(日)東京11R 安田記念(GⅠ)〔芝1,600m・14頭〕3着[2人気]
互角のスタートから無理せず中団でレースを運びます。最後の直線で馬群を割って出てくると、懸命に脚を伸ばしますが、上位馬には及ばず3着でゴールしています。
音無秀孝調教師「前回と同様に馬の雰囲気はとても良かったですし、良い状態で安田記念に臨むことが出来ました。あまり内々を走るとゴチャ付いて抜け出せなくなる可能性があると考えていましたが、やはり最後の直線でスッと抜け出せず進路を探しながらの追い上げとなってしまいました。でも、福永祐一騎手が焦らず上手く抜け出してくれたので、あとはインディチャンプの地力に期待しましたが、勝ち馬はそれ以上の競馬をしましたね。スムーズな競馬が出来ていても2着がやっとだったかもしれませんが、レース後に馬体をチェックしたところ、右トモを落鉄していましたので、その影響でもう一つ伸びを欠いてしまったのかもしれません。これも競馬なので仕方ありませんが、3着と大崩れすることはなかったですし、メンバーが揃っていた中で力を示してくれたと思います。レース後、福永祐一騎手に感触を聞いたところ、『ゲートはまずまず出てくれましたし、緩い馬場も問題なかったです。ただ、勝ち馬にそれ以上の競馬をされてしまいましたね。首から肩にかけてムキムキになってきましたし、段々と短距離馬っぽい体付きになってきましたね』と言っていました。福永祐一騎手が言っていたように、年齢を重ねるにつれて体つきがプリッとなって短距離馬らしくなってきましたし、いずれはスプリント戦に向かうことになるかもしれませんね。中山記念からここまで大崩れすることなく頑張ってくれました。レース後は東京競馬場から直接ノーザンファーム天栄へ放牧に出しており、昨年と同様に夏場はノーザンファーム空港で調整してもらいます。秋のローテーションにつきましては牧場で状態を確認しながら検討させていただきます」
というわけで残念ながら優勝、連覇はなりませんでした。
パドックを見た時に、ちょっと動きが硬いなって思いました。緊張してたのかなぁ? そういえば周回中も、いつもより大人しいように感じました。
去年は皮膚は薄皮1枚のみ、その下に筋肉がパンパンに詰まったような体をしていました。対して今年は、そこまでの皮膚感、パンプアップ感はなかったかもしれません。去年が生観戦で今年はテレビ観戦、その違いもあるし、何とも言えませんけどね。
最後の直線、進路があるのかどうかでハラハラして、捌けた瞬間は『よし!!』と思って、勝ち馬に突き離された時には『ヤバい』となって…ホント、力が入りました。1週間分くらいの喜怒哀楽を一気に味わっちゃった感じです。
負けちゃったけど、斤量58kgの牡馬勢で最先着しているし、意地は見せた思います。でも、やっぱり悔しいなぁ。
コメントにある『スプリント路線』の言葉はちょっとしたサプライズですね。確かに適性がありそう。最後の直線で末脚を爆発させるイメージかな。そして枕詞の『いずれは』もポイント。来年も現役続行してくれるのかな? だったら嬉しいし、期待しちゃうな。
なにはともあれ、お疲れさまでした。ゆっくり休んでね。