今回はキングカメハメハ編です。昨年、ディープインパクトの後を追うように夭逝してしまいました。日本の生産界を大きく前進させた2大種牡馬の産駒が見られるのも、あとわずかなんですよねぇ。
① ヒカルアマランサスの18
・母/ヒカルアマランサス
・母の父/アグネスタキオン
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/栗毛、生/2月12日
母は重賞の京都牝馬Sを勝ち、GⅠヴィクトリアマイルでも2着とマイル~中距離で活躍しました。一方で半兄のカレンミロティックは天皇賞(春)、宝塚記念の2着馬ですから、汎用性の高い母系ですね。そろそろ活躍馬が出てきてもよさそうなんだけど…。名前はホウオウ◯◯になるのかな。血統や馬体からは、ダート向きの可能性もありです。当たるかな?
② アルマドラード
・母/ラドラーダ
・母の父/シンボリクリスエス
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/黒鹿毛、生/2月5日
ダービー馬レイデオロの全弟で、POGではお馴染みの血統ですね。一時期の勢いには欠けるものの、毎年アベレージの高い仔を輩出している優秀な繁殖だと思います。立ち姿の写真なんかを見ると、さすがの風格。走りそうです。この血統特有の気難しさがありそうなので、その点がポイントになりそう。手慣れた藤沢厩舎なら大丈夫かな。
③ ヴェルナー
・母/アディクティド
・母の父/ディクタット
・生産/安平 ノーザンファーム
・性/牡、毛色/鹿毛、生/4月12日
重賞を2勝し、海外でも活躍しているクルーガーの全弟です。500kg超の大型馬で、いかにもパワーがありそう。芝orダートを問わない万能型っぽい感じがします。すでに入厩済み、しかも水準以上の時計をマークしているのも心強いところです。デビュー間近というのも『◯』。兄同様に息の長い活躍を期待できそうです。
④ アユサンの18
・母/アユサン
・母の父/ディープインパクト
・生産/日高 下河辺牧場
・所属/美浦入厩予定
母は桜花賞馬です。1コ上の半姉をPOGで指名していたので、やっぱり気になっちゃいます。父がルーラーシップから変わってどうなるのか、興味深いですね。スラッとした体型で重苦しさを感じさせないし、距離も1600~2400㍍あたりまで幅広くこなせそう。あとは体質面かな。そこまで丈夫な印象がないので…ちょっと心配です。
⑤ マイグッドネスの18
・母/マイグッドネス
・母の父/Storm Cat
・生産/浦河 三嶋牧場
・性/牡、毛色/鹿毛、生/4月3日
昨年のクラシック戦線を賑わせたダノンキングリーの半弟です。父の特長を引き出す母系とオールマイティーな父の掛け合わせ。その仔がどんな感じになるのか楽しみです。まだ子どもっぽさを残している感じですが、そんな現状でも馬体のバランスなんかはよく見えるんですよね。軌道に乗ったら、いい線まで行けそうな気がします。
⑥ プラチナトレジャー
・母/ホワイトエレガンス
・母の父/クロフネ
・生産/新ひだか 服部牧場
・性/牡、毛色/芦毛、生/3月21日
曾祖母にマイルCSなど重賞6勝を挙げた名牝シンコウラブリイがいるものの、先に挙げた5頭と比べるとちょっと地味かもしれませんね。母父クロフネとの組み合わせだと、レパードS勝ちのハヤヤッコがいます。短距離orダートで堅実に走ってきそうなイメージかな。馬体は整って見えるし、所属は関東有数の名門。面白いかも。
多少の違いはあるにせよ、どちらかと言えばマッチョな馬が多いですね。芝・ダート兼用型のタイプというか。候補は挙げてみたものの、今のところビビッとくる馬はいないかもしれません。