【回顧】
勝ったのはまさかのロジャーバローズでしたね。離れた2番手からの競馬はペースやこの間の馬場傾向を踏まえれば絶好のポジションだったと思います。切れるというよりはバテずに長く脚を使うタイプ。その持ち味が最大限に活きる展開だったと思います。全てがうまくいきすぎた感もあるので評価は難しいですが、交わされそうになりながら最後まで抜かせなかった点は評価できると思います。秋以降どの路線に進むのかは不明ですが、復帰初戦が真価を問われる大事な一戦となりそうです。
2着ダノンキングリーは惜しかったですね。3強の中では一番距離に不安がある馬だと思っていましたが、好位から抜け出す正攻法の競馬であと一歩まで迫りました。縦長の展開になったことで、前が壁にならずに済んだのも幸運でした。最後に脚が甘くなったのはやはり距離かな。3着ヴェロックス、4着サートゥルナーリアの位置取りでは後過ぎたってことなんでしょうね。上位2頭よりも後で、しかも外を回らなければならなかったわけですから。ヴェロックスは道中サートゥルナーリアを意識していたのだと思います。そしたらマークすべきは前だった、のパターン。展開の綾というか運がなかった。最後の競り合いで3着に浮上し、力は示したと思います。サートゥルナーリアは、多くの方が指摘しているように、馬場入り後のテンションが上がりすぎでした。案の定の出遅れ、流れに乗れないままレースが終わってしまった印象です。上がり最速はせめてもの意地でしょうね。
良くも悪くも鍵を握ったのはリオンリオンの一か八かの大逃げだったと思います。若手騎手だからこその思いきりの良さと見ることもできなくはないのですが、個人的には安易すぎるというか、あまりにも無策すぎるというか、ちょっと残念に思いました。6番人気とそれなりの評価を受けていた馬ですしねぇ。大逃げと玉砕は違うわけで、的確なペース判断は必要だったと思います。「あとは野となれ山となれ」はファン心理としてはいいと思いますが、それを生業とする騎手も同じ考えだったとしたら…ちょっと無責任かなぁ。前半5F/57.8秒で上がり3F/38.3秒の中身からは、勝つための手立てを尽くしたとはちょっと思えなかったです。ちょっと厳しい意見なのかな。
【買い目】
3連複 ⑥⑬ー⑥⑬ー③⑫⑦⑱⑭
3連単 ⑥⑬ー⑥⑬③⑫ー⑥⑬③⑫⑦⑱⑭
計3,500円
※買い目はALL100円
【収支】
的中なし
▲3,500円(累計 ▲88,940円 → ▲92,440円)