from1987

一口馬主やPOG、レース予想など競馬の話題を中心に、自由気ままに綴ります。なお、一口馬主関連の記事はシルクホースクラブのHPに掲載されている情報であり、転載の許可を得ています。

天皇賞(春)・回顧

 

panda100hp.hatenablog.com

【回顧】

5Fごとの通過ラップを見ると【59.8 - 64.2 - 59.1 + 11.9】となります。ちょうど1週目スタンド前が最初の5F通過のタイミングで、大概の場合実況でも触れられます。ペース判断の目安としているのですが、今回は『ちょっと速いかな』なんて思って見てました。でも実はその後急激なスローダウンをしてたんですね。騙されました(笑)。最後のペースアップは勝負ならば当然のこと。ただ、3コーナー過ぎからの捲り合戦によって熾烈さが増したのも確かだと思います。こうなると逃げ・先行型(ヴォージュ、メイショウテッコン、ロードヴァンドール)、ワンペース型(クリンチャー)には厳しかったですね。

勝ったフィエールマンのこれまでのベストパフォーマンスは菊花賞で、この時は究極の瞬発力勝負でした。敗れたとはいえ大器の片鱗を見せたラジオNIKKEI賞も、1頭だけそういうレースをしていました。2~3Fの瞬発力こそが最大の持ち味。でもそれは持続力を問われるような展開が苦手ということでもあって、その弱点をつかれたのが前走のAJCCだったのかな、と思います。で、迎えた今回。またしても持続力の勝負となりました。ただ違ったのは前走が不本意だったのに対し、今回は自らそういう展開に持ち込んだこと。AJCCの敗戦を糧にあえて苦手な土俵で勝負し、これを克服して勝ってみせたのだから立派。強かった思います。レース間隔を十分に開けたローテーション、それでいて一戦ごとに確実な成長を遂げる新しいスタイルのチャンピオンの誕生ですね。これからどんな路線を歩むのか、楽しみです。

2着グローリーヴェイズは勝ちに行く競馬で惜しくも敗れましたが、勝ち馬と堂々と渡り合ったのだから胸を張っていいと思います。この馬もまた、本来は瞬発力で勝負するタイプ。なのでなおさら高評価です。鞍上の戸崎騎手も、かつての輝きを取り戻してきているように感じました。3着パフォーマプロミスは好位からうまく流れ込んだ感じで上位2頭とは差もありましたから、この一戦をもってGⅠ級とするのは早計かも。ただこの厳しい流れを大崩れなく乗りきったのだから、ステイヤーとして高い資質を秘めているのは間違いないと思います。4着エタリオウは最後方から。作戦なんでしょうがさすがに最後は苦しくなってしまいましたね。人馬ともに何かきっかけがほしいところです。◎ユーキャンスマイルは5着。着差から力負けに違いはないのですが、勝負どころでの消極的な判断、仕掛け遅れがちょっと残念でした。挑戦者らしく積極的に動いていってほしかったなぁ。

 

【買い目】

馬連 ⑨⑩②

3連複 ⑨⑩②ー⑨⑩②ー⑨⑩②⑪⑦⑫

3連単 ⑨⑩ー⑨⑩②ー⑨⑩②⑪⑦⑫

計2,900円

※買い目はALL100円

【収支】

的中なし

▲ 2,900円(累計 ▲69,740円 → ▲72,640円)