from1987

一口馬主やPOG、レース予想など競馬の話題を中心に、自由気ままに綴ります。なお、一口馬主関連の記事はシルクホースクラブのHPに掲載されている情報であり、転載の許可を得ています。

チャンピオンズカップといえば

前身のジャパンカップダート時代になりますが、2008年のカネヒキリの復活劇が印象深いです。

フジキセキって、種牡馬としてコンスタントに活躍馬を送り出しているものの、これといった大物がいない…そんなイメージを漠然と持っていました。それを根底から覆したのがカネヒキリだったと思います。

初めて知ったのは毎日杯。競馬新聞の「相当な能力の持ち主、芝でもやれる」的なコメントを信じて◎にして、惨敗したのが最初でした(馬券的な意味でね)。以降、ダートで連戦連勝していくのを見て、芝でも…のくだりはともかく、相当な能力の持ち主というのは本当だっだんだなって思ってました。フジキセキ産駒初の大物誕生にちょっとホッとして、JCダート➡️フェブラリーS連勝後のドバイ挑戦で夢を見て…。若くて勢いもあって、これからどこまで強くなるんだろう?そう思った矢先に屈腱炎に見舞われました。好事魔多し、ですね。

2年以上の長い休養を経て、迎えた復帰戦は武蔵野S。2番人気でした。常識的に考えて厳しいだろうと思いつつ、みんなどこかで期待してたんだと思います。そういう自分もカネヒキリに一票を投じた一人でした。でも現実は厳しくて、結果は9着。ダートでは初めての惨敗でした。やっぱりダメかぁ…と半ば諦めモードになって迎えたのが08年のジャパンカップダートでした。

ヴァーミリアンサクセスブロッケンカジノドライヴフリオーソブルーコンコルド。今になって思えば錚々たるメンバーですよね。屈腱炎で2年以上休養し、復帰戦も見せ場なく敗れて、さすがに無理だろうと思っていました。だから最後の直線で堂々と抜け出してきた時は、メイショウトウコンヴァーミリアンの急追に『堪えろ、残れ!!』って応援してました。◎フリオーソだったことで、近くにいたカネヒキリを見失わずに済んで、フリオーソが勝負圏外に敗れたからこそ、カネヒキリを応援できたんでしょうけどね。アタマ、クビ差の大接戦も、なんかカネヒキリらしいです。

サクラスターオートウカイテイオーカネヒキリ。長いブランクからの復活劇はいつの時も感動的ですね。本当、早世が惜しまれます。