【回顧】
典型的なスローからの上がり勝負になりました。頭数的に不利うんぬんはなかったと思うので、道中の位置取り、瞬発力の優劣で決着がついた格好ですね。
勝ったファンタジストは、今回の流れの中では絶好のポジショニング。立ち回りの巧さも光りました。今後のことを思えば、前走が+16kgで今回は+10kgという馬体重の増加も明るい材料です。
逆にアウィルアウェイは位置取りが後ろすぎ。それでもコーナーワークで差を詰めるなど、最善は尽くしたかな。最後のもうひと伸びにも可能性を感じさせましたね。3着以降は2着馬から2馬身差。2歳のこの時期に、たった一戦で決めるのは早計かもしれませんが、ちょっと決定的な差ですね。なので3着カルリーノ以降の馬は、余程の成長がない限りクラシック云々は厳しいかな。